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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File008】この橋%nるべからず・・・
いじわるな桔梗屋さんの家を訪ねた一休さん。その目前の木橋の袂の立て札に書かれた文句は「このはし≠たるべからず」さて一休さんは、無事橋≠渡る事が出来るのでしょうか・・・。とは、みんなが知ってる一休さんとんち話ですが、橋≠ニ言えば古来より重要な戦略目標であります。軍隊の進撃の前に立ち塞がる天然の要害河&コ員、兵器、物資を無事安全に渡河させる為には是非とも必要なのが橋≠サこでATFの「戦争映画のココを観ろ!」第1回目を飾るのは、戦争映画の定番アイテムのひとつ橋≠ナあります。
まあ橋≠ェメインの戦争映画と言えば「レマゲン鉄橋」「遠すぎた橋」「戦場にかける橋」「トコリの橋」「最後の橋」「橋」・・・e.t.c.これらの作品は物語自体が橋≠巡る攻防がメインなので、戦争映画ファンの皆さんもよくご存知なはず。しかし、これらの作品の他に橋≠ェ物語の中のエピソードのひとつとしてストーリーを盛り上げている戦争映画が沢山あるんですよ・・・
【プライベート・ライアン】
物語の終盤を飾るラ・メールの戦闘は、言い換えれば米空挺部隊とSS装甲部隊との橋≠巡る攻防戦です。アラモだぜ&ト軍空挺部隊の面々にとっては、まさに背水の陣。あの戦域では、ティーガーT重戦車が渡河できる強度を持った橋は、あの村?に架かる石橋だけだったんでしたっけ・・・?
【バルジ大作戦】
独軍特殊部隊が変装した米軍MPが爆破しようとしている石橋に辿り着く殿のM24戦車。戦車長「おい、どうしたんだ」偽MP「敵のパトロールと撃ち合ったんだ」MPの様子がおかしい。その時届く緊急連絡「おい、本当か。気をつけろ!そいつらドイツ兵だ」忽ちM24の車載機銃が火を噴き、偽MPは蹴散らされる・・・が、その直後、独戦車隊先遣部隊が背後に現れ・・・独戦車砲の直撃を喰らいながらも、橋の上に居座った哀れなM24戦車も、独戦車の体当たりで河の中へと突き落とされ・・・無念
【史上最大の作戦】
夜間のグライダーによる強行着陸で降下した英空挺部隊は、上陸部隊の進撃路確保のため、乏しい兵員・武器・弾薬で橋≠守り抜きます。そして疲れ果てた彼らの耳に聞こえてきたのは、英軍と言えば、これ「バグパイプ」の音色でした。でも、それより私は仏コマンド部隊によるカジノを巡る攻防で、運河の上にかかった一本の歩道橋を巡るエピソードの方が好きですな。
【戦略大作戦】
M4戦車の砲塔の上でオッドボールが言う「橋はまだあるッ」その途端に現れる一機の連合軍ヤーボ。次の瞬間舞い上がる水飛沫が収まると、そこには・・・「今はもうないッ」吉本新喜劇ばりのギャグをかましてくれる一同。この後、オッドボール戦車隊(あっけなく2両大破)ケリー一行、ベラミーの墓堀り工兵隊、コルト少将御一行が入り乱れて、ストーリーは大いに盛り上がるのでありました・・・。
【荒鷲の要塞】
スミス少佐の一行が、要塞を脱出、あの除雪ドーザー付きバスを操って飛行場へ向かう途中、独軍の追跡隊キューベルワーゲンとサイドカーを振り切るため、渓谷に架かる小さな橋の手前で待ち伏せます。
【誰が為に鐘は鳴る】
物語はいよいよ終盤、山間部の一本道をゴトゴト走るルノーFTやM1A1、M2戦車を先頭に迫り来るファシスト軍。渓谷に架かる一本の鉄橋で食い止めようとダイナマイトを仕掛けるゲリラ部隊。手に汗にぎる瞬間。果たして爆破は間に合うのか・・・遂に先頭の戦車が橋に到達・・・。橋が落ちる瞬間、橋上の戦車が一瞬バックするのはご愛嬌。
【プライベート・ソルジャー】
どこに橋≠ェ出てるかって。そう記憶にないくらいの存在ですが、例の改造四号戦車が登場する戦闘シーン。小隊長が先頭神経症でいかれちまうシーンですよ。あの橋≠ヘ米軍の侵攻ルートにある結構重要な橋≠ネんだそうですが、なんかあのシーン、88mmに撃たれまくるわ、四号戦車に撃たれまくるわ、で、もうワヤですワ。しかし、あの四号戦車、なんどスローで見直しても正体が分からんですなぁ。なんでもSO-122mm自走砲ってのを改造したモノらしいんですが?
【パンツァー鋼鉄師団】
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11月05日(月)
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