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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File006】最終章「お金をかければ良いってもんじゃない・・・」
さて、いよいよ戦争映画の分類″ナ終章です。
作品の評価≠チてな表現をしておりますが、まあ早い話が、どんな作品が面白いかって事ですかねぇ。でも私の如く「B級C級作品が好きだ」なんていうのも有れば「マカロニは良い・・・」「ドイツ軍最高〜ッ」「戦車が観れればOK」なんて仰る方もいます。てな訳で結論から言うと表題の如く「お金をかけた映画が良いってもんじゃありませんよ、お客さん。かけ所が重要なんですぜ」て事です。
【超大作の全てが名作ではない!】
「超大作」って、言われてもな〜。やっぱ国家の威信をかけて制作された「国策映画」とハリウッドの威信を賭けた「ど〜だ世界一だぞ映画」に尽きます。
「国策映画」と言えば旧ソ連などの共産主義国家の「我が国は、いかにして侵略者(ファシスト)を打ち負かしたか!」って作品が多いですな。しかも上映時間が半端じゃない。近年、映画館も整備されて、ゆったりとしたリクライニング・シートなどで映画を観れるようになりましたが、昔なんか只でさえ狭苦しい小さな場末の映画館で、こんな長時間の作品を観せられたら溜まったモンじゃなかったでしょう。幸いなことに私はそのような経験はありません。せいぜい長くても3時間って言ったところでしょうか。それでも「ケツが痛て〜ッ」だの「腰が痛て〜ッ」だの文句を言って出てくるのが落ちですが(東京ドームで某超大作?のプレミア上映を観た時は、あの野球観戦用の椅子で、しかもスクリーンの右斜め45度方向という悲惨な条件下で鑑賞しましたが・・・)まあでも、戦車や兵器はワンサカ出てくるし、殆んど全編に渡ってドンパチシーンの連続だし、みんな英雄で勲章いっぱい持ってるし、ヒットラーやスターリンのソックリさんはいっぱい出てくるしで、結構観ようによっては美味しい映画ではあります。ただ私は旧ソ連系よりも旧ユーゴ系の作品が好きですね。でも「国策映画ファン(いるよね?)」には気の毒ですが戦争映画ファンが選ぶベスト作品の上位に登場するのは難しいでんな・・・。
ハリウッド系「ど〜だ世界一だぞ映画」では@制作費用A制作時間の二大要因に尽きると言えるでしょう。
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11月01日(木)
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