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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File070】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・阪妻$カ誕百周年記念『殿様と御家老と足軽』
この『将軍と参謀と兵』の同時期(実際にはそれ以前≠ェほとんどですが)に製作された戦意高揚国策戦争映画≠ノは、その他に「北支の空を衝く1937」「進軍の歌1937」「東洋平和の道1938」「五人の斥候兵1938」「チョコレートと兵隊1938」「爆音1939」「上海陸戦隊1939」「土と兵隊1939」「燃ゆる大空1940」「西住戦車長伝1940」などがあります。ところで、これらの作品よりも以前に製作された満州事変≠竍上海事変≠舞台とした作品には、有名な「肉弾三勇士」を描いた作品や捕虜になった事を恥じて自決した「空閑(くが)少佐」を描いたきわもの的英雄賛美傾向≠フ強い作品が多く作られていました。しかし支那事変≠ェ本格化してくると、前述のような多岐に渡る作品群が作られるのですがどの作品にも共通して八紘一宇≠竍大東亜共栄≠フ思想の下、あくまでも悪者は中国の軍や軍閥であって中国民衆は敵ではなく、日本への反攻しても無意味だよ・・・と言った日本的独善意識が垣間見られるらしいです。まあ当時の情勢から仕方無い事なんでしょう・・・。私ATFは、この『将軍と参謀と兵』以外には『進軍の歌』『五人の斥候兵』『土と兵隊』を観ましたが、一貫して軍オタ的見地による視聴に徹した(自爆)為、登場する軍装や兵器に気を取られてしまい、そんな思想的な事や歴史的背景など全く気に止めもしなかった事は戦争映画ファン≠自称する者として、甚だお恥ずかしい限りでありました・・・深く反省。
以上、いつにも増して乱筆乱文無意味無教養な『将軍と参謀と兵』総論となってしまいました・・・お許しを・・・さて次回はお待ちかね(待ってないって・・・)『大脱走』(後篇)の予定・・・です。それでは【続く】
12月10日(火)
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