ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File100】祝連載百回記念・・・海軍騎兵大尉乗馬奮戦記【前篇】
いよいよ作戦決行が翌日に迫った11月11日・・・是が非でも翌日の休日取得の為、業務の遣り残しを片付け、結局終電で帰る派目になった私ATFが、さいたま駐屯地に帰営したのは、日も改まった作戦決行当日の深夜1時30分・・・ところが作戦出発の為の集合場所・時間はJR東京駅八重洲口前交差点午前6時・・・この為、朝4時30分過ぎには大宮駅を出発しなければならない。今から睡眠を取っていては、万が一にも寝過ごす危険性がある・・・こうなったら不眠で出発時間を待とう!まずは入浴し睡魔を払う・・・その後気分を昂揚させる為、騎兵映画の最高峰・・・「ワーテルロー」を観戦。ネイ元帥指揮による仏軍騎兵1万騎による戦史に残る大突撃は何度観ても素晴らしいの一言に尽きる。こうして出発までの時間はアッと過ぎ、装備を再点検後、遂にさいたま駐屯地を出発する。時に11月12日早朝4時10分・・・ところが駐屯地を一歩踏み出したATFの目の前に暗雲が・・・そう小雨が降っていたのです。これは幸先が悪い・・・しかし教官殿からの作戦中止の連絡は未だ無し。ええいッままよ!こうなりゃ行けるとこまで行くしかないだろう!気分も新たに装備の詰まったスポーツバックと軍刀≠忍ばせたゴルフクラブケース(これが丁度良い大きさ)を担ぎ、まだ真っ暗で人気もない道を大宮駅を目指す・・・。普段は東京駅にもひけを取らない程に人通りのある大宮駅のコンコースだが流石に人通りがない駐屯地を出発した時は、まだ小雨だった空模様は、大粒の雨に変わっていました。出足は、雨模様により多少挫かれましたがなんとか始発の次の京浜東北線電車に間に合いました。勇んで電車に乗り込むだのは良いのですが他に乗客は無し・・・列車は定刻通り大宮駅を出発。その後乗客は序々に増え、東京駅に着く頃には通勤時間帯となり、結構な乗客数となっていました。5時40分東京駅着。重たい荷物を担ぎ八重洲口改札を出札。ここで技術大佐殿と合流。技術大佐殿も、私ATFに劣らぬ大きな荷物を携帯されていました。ここで分隊士より無線連絡があり、間もなく出発地点に到着との事(分隊士は教官殿の兵員輸送車に便乗されていた)集合地点の交差点で暫し佇む、異様に大きな荷物を担いだ怪しいニ人の横をパトカーが通り過ぎる・・・一瞬走る緊張感!。やがて教官殿と分隊士が到着し、兵員輸送車後部にいそいそと荷物を積み込み、我々も乗車を完了いよいよ出発です!兵員輸送車は、我々を乗せ一路関東近郊某所の秘匿騎兵学校を目指す。高速に乗った頃には、周囲は明るくなっていましたが、未だ空模様は楽観視できない状態。時たま雨粒がフロントガラスに付着しています。首都高速は、まだ時間が早い所為もあって走行車両数は少ない。前日不眠の身に走行による心地よい振動が眠気を誘って来ます・・・運転中の教官殿には申し訳ないのですが・・・。こうして○○自動車道を快調に進む我々の兵員輸送車ですが、天候の回復の兆しは未だなく、そうこうする中、○○道の周囲の景色は、いよいよ山間部へと様相を変えて行きます。曲がりくねった山間部の道路を高速で進む・・・素晴らしい教官殿の操縦技術です。幾つものトンネルを過ぎ、いよいよ最後のトンネルを通過・・・と、突然我々の目の前に予想にもしなかった景色が広がりました。天佑神助!天は我等を見放さなかった!!山の斜面を照らす明るい朝のひかり。やがて真っ青な青空が我々の頭上に広がって来ました。ホッと一安心した我々は、最寄りのサービスエリアで小休止、糧秣を補給。この一服が将に至福の一服!その後の行程は順調に進み、やがて我々を乗せた兵員輸送車は、某山中の秘匿騎兵学校に続く未舗装道路を突き進んで行きます(手振れではなく車体が揺れている)この時、既に東京駅八重洲口を出発して3時間以上が過ぎようとしていたのでした・・・。

うぉ〜何やらかんやらと書き込んでいたら、当初一回で終わらせる予定だったのに、一回じゃ終わらなくなってしまった!・・・と言う訳で、秘匿騎兵学校での訓練の模様は、次回101回目のプロポ・・・じゃなく観戦記を乞うご期待・・・なのでした!【やっぱり続く】

12月15日(月)
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