ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File057】オイラも海軍♪ヤクザな海軍♪・・・陽のあたらない小艦艇たち・・・前篇 軍艦洋画編Vol.4
戦前、外国航路の大型貨客船だったベリンダ号は、開戦とともに海軍に徴用され上陸用舟艇母艦に改造されます。貨客船ベリンダ号の船長だったマクドーガル(演じるはジョージ・ネイダー)は自ら指揮した船への愛着から海軍に志願し、ベリンダ号の揚陸指揮官として着任。そこに駆逐艦艦長として武勲を立てた新艦長(演じるはジェフ・チャンドラー/本当は巡洋艦の艦長に成りたかったらしい)が着任します。新艦長の激しい訓練により最初は寄せ集めだった乗組員たちも、次第に揚陸戦のプロフェッショナルに成長して行きます。数々の上陸作戦とエピソード・・・いい加減なヤツかと思っていた副長が実は良いヤツだったり、艦長さへ煙に巻く残飯処理係、日本軍の反撃によって海岸線に追い詰められた海兵隊救助の為、珊瑚礁を突破する新米少尉、乗組員たちの不平・不満による士気の低下を防ぐ為に、怒りの象徴として艦長が造らせる赤いヨット♀ヘ長の負傷等々・・・を経て、クライマックスの沖縄戦へと向かって行きます。沖縄海域における日本軍の激しい特攻攻撃・・・奮戦空しく大きな損害を被るベリンダ号、重傷を負う艦長、多量の浸水により、もはや総員退艦も時間の問題・・・かと思われた時、乗組員一丸となっての復旧作業が開始されます。目指すは損傷艦艇の集結地、慶良間チャージ。遂に機関が故障し航行不能になった時、重傷の艦長が最後に発した一言子は親を助ける・・・≠ヲえ映画やな〜ッ。何よりも上陸用舟艇・・・ヒギンズ艇ってヤツですが・・・がいっぱい登場するのが嬉しいです。機銃搭載武装タイプなんかも登場してます。海兵隊救出の為、珊瑚礁の中の狭い水路を手探りで進んでいくシーンなんか、流石は上陸用数艇・・・だよ。メジャーになる前のクリント・イーストウッドがチョイ役の看護兵として登場してます。

てな訳で『陽のあたらない軍艦』前篇は植民地の砲艦≠ニ太平洋戦線での魚雷艇∞上陸用舟艇≠フ登場する作品について書いてみました。次回は、さらに激闘続く欧州戦線の魚雷艇≠ニ上陸作戦と言えばコレ・・・について書いてみましょう・・・それでは次回お楽しみに【続く】

09月23日(月)
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