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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File058】Attack All Boats!!・・・陽のあたらない小艦艇たち・・・後篇 軍艦洋画編Vol.5
久しぶりの連休をのんびり過ごしているATFです。更新ノルマ達成の為に月内にあと1回分アップしなけりゃ・・・ってアンタ、今日と明日の二日しかねぇ〜よ・・・焦りまくりのATFです。そんな中、昨日は某所OFF会で楽しいお酒を飲んできました。やっぱ掲示板での会話だけでは味わえない、同好の趣味を持つ者同士の屈託のない会話は良いですな〜ッ!前置きはコレくらいにして、早速行って見ましょう。陽のあたらない小艦艇′纒ム・・・それでは【開演ブザー】いつものように携帯電話の電源はお切り下さい。
【欧州戦線編】
太平洋以上に小艦艇たちが活躍したのが欧州戦線・・・特に英国と独占領下のフランスが接するドーバー海峡、波穏やかで幅が狭い地中海では英独伊の魚雷艇・砲艇(敵魚雷艇の襲撃に対抗する為、魚雷艇から魚雷兵装を撤去し機関砲等の火力を強化したもの)各種機動艇が激しい戦闘を繰り返していました。それでは前回に続いて、欧州戦線での小艦艇の活躍をご覧下さい・・・。
【地獄の艦隊1969】
原題は「HELL BOATS」で、ビデオ発売時は「地獄のコマンド・MTB」MTB≠ニは前にも書きましたがモータートーピッドボート≠フ略、所謂魚雷艇≠ナす。物語はドーバー海峡での船団護衛戦で、独海軍Eボート(独名称Sボート=シュネルボート=高速艇ですが、連合軍は敵=エネミー≠フ頭文字からEボート≠ニ呼んだ)と交戦、体当たり攻撃により自艇を失った主人公(演じるは「白馬奪回作戦」「硫黄島の英雄」のジェームズ・フランシスカス)が、地中海で猛威を振るう独軍誘導滑空爆弾の秘密格納庫破壊の任務を受け、警備厳重な独軍基地に潜入する為、英軍の将軍が遭難したとの囮電報で誘き出した独Eボートを捕獲、味方を装って封鎖綱を突破、見事爆破に成功します。提督のお坊ちゃまの魚雷艇隊指揮官(妻との関係は険悪/ロナルド・アレン)の妻(エリザベス・シェパード)と主人公との不倫を挟んで、物語は盛り上がっていきます。大方の予想を裏切り指揮官と妻の不和はめでたく解消・・・任務に成功し帰還した指揮官と妻が抱き合う姿を後方から眺める主人公が哀れ・・・締まらんな〜ッ。部下のパレスチナ人志願兵の兵曹(ルーベン・バー=ヨータム)がいい味出してます。登場するMTBは魚雷発射管2基、操舵室にルイス式軽機2丁、後部甲板に旋回銃塔式マキシム機銃2基を装備しています。まあ本物のボスパーT型〜U型魚雷艇に似せてはいますが、比較すると艇体が随分大きい様です。当初はレジャーボートを改造したものかと思っていましたが、よく観直して見ると違うような・・・。この作品、マルタ共和国の協力でマルタ島の軍港で実際に撮影を行なっていますので、ひょっとしたらマルタ海軍の魚雷艇▼・・哨戒艇かも・・・をレンタルしたものかも知れません・・・そう言えば「U-571」に登場する独海軍の駆逐艦?もマルタ海軍所属の艦艇でしたね・・・。でももっと凄いのは作品中に登場するEボート≠ネんとか実物に似せよう・・・という意気込みは感じられますが、ホンモノとは似ても似つかぬ型状。魚雷発射管2門を艇首に装備し、艇体に縞馬模様の迷彩を施し、英軍MTBよりは大きな艇体を使用しています。実際のEボート≠ヘ操舵室が艇首側前方寄りにありますが、登場するEボート≠フ操舵室は後方寄りになっていてブ格好です。まあ雰囲気は買いましょう・・・。戦闘・破壊シーンはミニチュア多用の特撮で、全体的な演出やBGMはどう見てもマカロニっぽいのですが、れっきとしたハリウッド映画。でも独海軍士官・水兵はちゃんとドイツ語喋ってますし、マルタの軍港を使用した撮影、英国海軍士官・水兵の半袖・半ズボンの夏用軍服といい、結構拘った制作です。まあオススメな作品です。第一MTB対Eボート≠ネんて他にお目にかかれませんからね・・・。
【潜航決戦隊1944】
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09月29日(日)
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