ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File053】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・ぐぅれんたぁ〜い・・・ハイッ。い〜あるさんすぅ編
「独立愚連隊1959.10.06」このジャンルの元祖&代表的作品。佐藤允主演で、共演に中丸忠雄、中谷一郎といった常連が名を連ねる。大御所三船敏郎、鶴田浩二が脇役というもったいない・・・いや美味し過ぎる設定。ちょっとストーリーが暗いのが難点。「女奴隷船1960.01.03」なんか凄いタイトルだが、主人公は海軍将校。機密文書を運ぶ途中、遭難した主人公が辿る数奇で荒唐無稽な波乱万丈ストーリー。主演は菅原文太。丹波哲郎が海賊の親玉役で登場。「独立愚連隊、西へ1960.10.30」この分野の最高峰的作品。前作とはストーリー的には無関係。確か加山雄三初主演作?佐藤允、中谷一郎、中丸忠雄、フランキー堺、堺左千夫と豪華メンバーが共演。行方不明になった軍旗を巡り、独立愚連隊左文字小隊と八路軍、ゲリラが入り乱れて繰広げる一大アクション・ストーリー。以降同様のコンセプトと出演者で次々と作品が製作されます。「どぶ鼠作戦1962.06.01」出演:加山雄三、佐藤允、夏木陽介、中谷一郎、南弘、中丸忠雄、藤田進、田崎潤、田中邦衛、水野久美「やま猫作戦1962.10.30」出演:佐藤允、夏木陽介、田崎潤、星由里子、水野久美「独立機関銃隊未だ射撃中1963.07.28」一見、独立愚連隊モノ風なタイトルだが、物語のコンセプトは、アクションものとは一線を隔す実験的作品。ソ満国境守備隊のトーチカに配属された機関銃隊の兵士が孤立したトーチカ内で繰広げる密室心理劇。出演:三橋達也、佐藤允、堺左千夫、夏木陽介。「青島要塞爆撃命令1963.05.29」舞台は第一次大戦だが立派なチャンバラ・コンバット作品。独軍の守る青島要塞を爆撃する海軍航空隊のお話。主演は池部良、共演に加山雄三、佐藤允、夏木陽介、藤田進、平田昭彦、田崎潤、浜美枝。「のら犬作戦1963.09.29」主演:佐藤允、共演:夏木陽介、藤木悠、三橋達也、平田昭彦、田崎潤、堺左千夫。「血と砂1965.09.18」巨匠岡本喜八と大御所三船敏郎が手を組んだアクション巨編。最前線の戦略拠点に無謀な作戦で派遣される新兵部隊を指揮する古参曹長役を三船敏郎が好演。共演は佐藤允、伊藤雄之助、天本英世、団令子、仲代達矢、名古屋章。「ゼロファイター・大空戦1966.09.17」日活の「零戦黒雲一家」と双璧をなす航空アクション。主演:加山雄三、共演:佐藤允、千秋実、中丸忠雄、谷幹一、久保明、藤田進。
B.東映系
「殴り込み艦隊1960.10.30」原作は「駆逐艦黒雲一家」で「独立愚連隊、西へ」と同時に公開された。上官をぶん殴った新米の機関科将校が飛ばされた、艦長以下破天荒だがベテランな乗員揃いの第一線駆逐艦黒雲が大活躍する海の独立愚連隊。主演高倉健で、共演は田崎潤、水木襄、中山昭二、波島進でヒロイン役に久保菜穂子。
C.日活系
「零戦黒雲一家1962.08.12」日活がスーパースター石原裕次郎主演で製作した、空の独立愚連隊モノ。孤立した前線の航空隊に、若き新任飛行隊長が着任し繰広げられる航空アクションの傑作。共演は二谷英明、大阪志郎、浜田光夫、草薙幸次郎、内田良平、渡辺美佐子。「俺は地獄の部隊長1963.04.28」日活の誇るもう一人のスター小林旭主演作品。物語のコンセプトはモロ「独立愚連隊」。「独立愚連隊」の佐藤允役を内田良平が演じている。他に和田浩治、藤村有弘等が共演。「逃亡列車1966.12.24」石原裕次郎主演。終戦直後、満州国境近くの駅に取り残された部隊が故障した蒸気機関車を修理して脱出する物語。アクションにパニックの要素を盛り込んだ傑作。共演は十朱幸代、伊藤雄之助、川津祐介、玉川伊佐男、小松方正、中尾彬。
D.その他の作品
「蟻地獄作戦1964.04.29」主演:仲代達矢、共演:佐藤允、中丸忠雄、夏木陽介、谷啓、三橋達也、水野久美、芦川いずみ。「戦国自衛隊1979.12.05」太平洋戦争を舞台にした作品ではなく、どちらかと言えばSFの範疇に入るかも知れないが、充分にチャンバラ・コンバット作品と言える作品。戦国時代に自衛隊がタイムスリップするという荒唐無稽なストーリーだが設定コンセプトは意外とシッカリしている。撮影用に製作された61式戦車は、映画に登場するレプリカ戦車の中では屈指の出来。主演:千葉真一。共演:夏八木勲、渡瀬恒彦、小池朝雄、竜雷太、中康治、速水亮、中田博久、にしきのあきら、鈴木ヒロミツ他
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08月11日(日)
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