ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File083】戦争のはらわた外伝「我レマイヤー少尉<樗ュ見セリ・・・」【後編】
10年の歳月の移ろいからかIGOR GALO氏の人相は些かお疲れ気味のようではある。大体「地獄のウォータイム」の頃は、もう三十代後半の熟年俳優の域に達していたはずである。しかし人相の所々にはマイヤー少尉≠フ面影が・・・偲ばれると思うのだが。そうだ安曇重工様に御礼メールを送っとかなければ・・・【2003年3月16日21時14分】御礼メール発信。
COI掲示板に逸る気持ちで書き込んでから、早くも90分後に待望のレスが書き込まれた【2003年3月16日21時54分】・・・我が朋友サイトのひとつ「まなぶんのホームページ」を運営されているまなぶん様≠ナあった。マカロニコンバット作品に通じておられるまなぶん様≠ゥらのレスは・・・有り難い!!ご賛同の書き込みであった・・・その後、COI管理人様ほか名だたる戦争映画ファンの方々より次々にご賛同の書き込みを得る。さらには我が観戦記専用「戦場を駈ける掲示板」にも多くの方々からご賛同の書き込みが・・・これで勇気百倍、多数の掩護射撃を頂き確固たる確証を得たATF・・・間違いない、彼(IGOR GALO氏)こそがマイヤー少尉≠セ!今や運命の扉は大きく開かれ、その向こう側では女神が優しく微笑んでいた・・・天佑神助、天は我れを見放さなかった!

【その男イゴール・ガロ】
彼IGOR GALO=イゴール・ガロ氏は、Imdbによれば1948年12月5日、旧ユーゴのセルビア(CUPRIJA)生まれ。25作品が出演作品としてリストアップされています(一番最近では2001年に製作されたドイツ映画「Newenas weite Reise」)。映画デビューは1968年(20歳)で「CROSS OF IRON」出演時は既に10年近い俳優生活を送っていた事になります。殆んどが旧ユーゴで製作された作品ですが、多くの作品で主要登場人物を演じており、主役を演じた作品も幾つかあるようです。またユーゴ映画のお家芸である国策戦争映画にも多数出演しています。興味深い事には、ちょうど「戦争のはらわた」が製作されていた同時期に、旧ユーゴで製作されていた、1941年にザクレブで起こったユダヤ人虐殺を扱った「Operation Stadium(1977/日本未公開)」という作品に出演していたようです。残念ながら彼の出演した作品の多くは日本未公開なのですが、以下の作品については日本公開或いはソフトが発売(レンタル)されています。

「WAR AND REMEMBRANCE(1988)」
(邦題)戦争と追憶(米国テレビシリーズ)
劇場未公開・ビデオ発売(レンタル)ハーマン・ウォークの長編小説をテレビでミニ・シリーズ化した「戦争の嵐」の続編作品。ビデオでは「@宣戦布告」「A逆境」「B大虐殺」「Cミッドウェイ」「D逃亡」「E再会」「Fガダルカナル」「G勝利」「Hゲットー天国」の全9巻。戦争という歴史に翻弄されながらも逞しく生きていく人々の姿を描いた大河ドラマ。ロバート・ミッチャム、ジェーン・シーモア、シャロン・ストーン他出演。これに続く「戦争の黙示録」というシリーズも製作された。イゴール・ガロ氏の役は「D逃亡」に登場するユダヤ人家族を逃がす船の乗員役で、登場シーンは本の僅か・・・台詞も一言程度しかありません。

「SIDNEY SHELDON'S THE SANDS OF TIME(1992)」
(邦題)シドニー・シェルダン/時間の砂(米国製テレビ映画)
劇場未公開・ビデオ発売(レンタル)米国の人気作家シドニー・シェルダンの原作によるサスペンス長編ドラマ。スペインを舞台に、孤児の修道女と反政府ゲリラのリーダーとのラブ・ストーリーに、修道女の身の上話(実は事故死した米国の大富豪の遺児)と、ゲリラを追う政府軍の悪徳大佐による追跡劇を絡めて描いた作品。結構面白く、ついつい全部観てしまいました。イゴール・ガロ氏の役柄は宿敵の大佐の部下の中尉役。結構出番や台詞も多くアップシーンもありますが、上司の悪徳大佐にこき使われる哀れな中間管理職役。「地獄のウォータイム」より更に5年後の作品ですが、お疲れ度も進行しています。大きなレンタルビデオ店なら在庫してると思われます。


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04月06日(日)
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