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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File065】これを観て何を想う・・・何だコ〜リャ 愛のタリホー【ネタバレ警報】
BOBを題材とした第一級の戦争映画大作。多少の創作や脚色、誇張はありますが、ほぼ忠実に戦闘の経過を描いており、何と言っても飛行可能なスピットやハリケーン、さらにはスペイン空軍で二次戦後もライセンス生産されていたイスパノ・メッサーやカサ・ハインケルが登場・・・実機の雰囲気満点!CGなど無い時代、実写と合成のみによる空戦シーンが満喫できる作品です。外国人義勇パイロットとしては、訓練中に空戦に巻き込まれるポーランド人パイロット部隊が登場。英国人指揮官の英語の命令を無視して独爆撃機を見事撃墜、司令官から実戦部隊と認められます。また空戦で撃墜され降下脱出したポーランド人パイロットが、英語下手な為、英農民に独パイロットと勘違いされ連行されてしまうシーンがありました。
『フライト・ジャケット1988』
BBCが制作、英米加で全6話のテレビドラマとして放映された作品。原作(原題)は「PIECE OF CAKE」・・・英国人パイロットが使ったスラングで朝飯前≠ニか楽勝≠チて意味。英空軍ホーネット飛行中隊の隊員たちを主人公に、前4話は開戦前からフランス戦まで、後2話がドーバー海峡に面した前線基地での迎撃戦を描いています。空戦シーンなど「空軍大戦略」の使い回しも多いですが、飛行シーンでの実機のスピットを使用したオリジナルシーンも豊富。地上滑走のみ可能(飛行不可)のレプリカ機も登場・・・このレプリカを制作した会社がDBWの撮影も協力していたそうです(一般にも販売しているそうです・・・欲シィ〜!)そうそう外国人義勇パイロットは、隊員の一人として米国人中尉が登場してます。
『パール・ハーバー2001』
言わずと知れた大ブーイング映画・・・詳しく述べる必要はないでしょう・・・甚だ軍オタや戦争映画ファンには不評の極みでしたが、まあ一般大衆にはそこそこ受けたようで、興行的には成功?・・・ディズ○ー恐るべし!前半部分でベン・アフレック演じる主人公の米空軍パイロットが、空戦技術の腕を磨く為に遥々派遣されるのがBOB真っ最中の英空軍イーグル飛行中隊。米国人義勇パイロットとして参戦しスピットを操り、メッサー(両方ともCG)と大空戦を繰広げます。このドーバー空戦シーンは、後半の真珠湾シーンや東京空襲シーンと比較すると、並み居る戦争映画ファンや軍オタ諸氏の評価も良いようで、私ATFの目にもCGはそれほど異様には見えませんでした。
『荒鷲戦隊(Eagle Squadron)1942』
前述の「パール・ハーバー」でベン・アフレック演じる主人公が義勇パイロットとして入隊するのが英空軍イーグル飛行中隊なのですが、この作品はそのイーグル飛行中隊に入隊した3人の米国人パイロットを描いた作品。主演はロバート・スタック。原作は海洋冒険小説の巨匠C・S・フォレスター。未見の為、詳細については不明。BOBを舞台にしていると思われますが、実際にスピットやハリケーンが登場しているかは解りません。
『A YANK IN THE R.A.F.(英国空軍のヤンキー)1941』
前述の「荒鷲戦隊」の前年に制作されたハリウッド映画。主演はタイロン・パワー。共演はベティ・グレーブル。正確に言うとBOBを舞台にした作品ではなく、ダンケルク撤退までが舞台です。どう見てもお調子者の米国人主人公が英国空軍に志願、最初は爆撃機に搭乗しフランス戦線に出撃・・・その後はスピットに乗り換え、ダンケルク撤退の上空掩護に出撃します。登場する航空機はAT6テキサン、ハドソン哨戒爆撃機、そしてスピットの実機。特にスピットの機銃弾装填シーンがアップで映っていて興味深いです。空中戦シーンは模型を使った特撮や合成・・・特にダンケルク上空のスツーカ&メッサーとの大空戦シーンは、もう空いっぱいに赤トンボが乱舞しているような大混戦・・・空中衝突しないのか不思議なくらいです。輸入版で観た為、語学力の無いATFには詳細は解りませんが・・・どうやら英国人の飛行隊長を絡めた男女の三角関係話みたいです。
『ザ・パイロット1994』

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11月03日(日)
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