ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File060】外伝DHP開設1周年記念《再録》あゝ横須賀は燃えているか・・・!前篇
土曜日ながら朝6時起床、と普段の通勤時よりも早起き。パソコンの電源を入れCOIサイトに接続。OFF会掲示板を偵察・・・おおミニミニAFV東方情報課長殿、緊急用務にて作戦参加不能との事。まったくもって残念なり。いつもは眠い頭も今日ばかりは冴え渡り、いそいそと出撃の準備。洗面、着替えを済ませ大宮駅に向かい電車に乗り込む。土曜だというのに人が多い。7時20分新橋駅にて予ねて打ち合わせの通り、福岡支部代表幹事伍長氏(以下:伍長)と合流。8時36分の横須賀線久里浜行きに乗車。目的地JR田浦駅まで約1時間10分ながら、伍長とのPHの話題に盛り上がり、あっという間であった。実は同じ電車に鉄十字クッキー技術大佐殿(以下:技術大佐)も乗られていたのであったが、お互い気づかず。合流していれば、もっと話が盛り上がっていたであろう。

B停車場(JR田浦駅)の10分間
9時40分頃、田浦駅到着。古風なレンガの2つのトンネルに挟まれた小さな駅。一昔前の青春ドラマのエンディングに登場しそうなたたずまいである。駅のすぐ横に大きなマンション?が建っていなければ、もっと雰囲気が良いのだが・・・。ホームにて鷹ノ目軍医大尉殿(以下:軍医大尉)と合流。10分程してヌルアハトフフッーン先任曹長殿(以下:先任曹長)到着。京急田浦駅よりバスでの到着であった。さあ、いよいよ作戦開始である・・・一行の前に大いなる驚愕の出来事の連続が待ち構えていようとは、この時一行の誰もが予想だにしていなかった・・・。

Cあゝ海上自衛隊第ニ術科学校
晩夏を彩る蝉の声の中、一行は徒歩にて術科学校へ向かう。途中、自衛隊病院を横目に歩くこと約10分。目指す術科学校正門に到着。あらかじめ軍医大尉殿が見学の予約を入れられていたおかげで、万事順調。営門の受付にて手続き。待つこと暫し、作業服を着用された担当海曹殿登場。本日の我々一行の案内を担当される方(失礼ながら名前失念)だ。三種夏服を着用し口髭を生やした警備の一等海士?殿の敬礼に見送られ、我々一行は目的地、海軍機関術参考資料館へと向かう。第二術科学校は、機関や船体構造などについての高等教育・実習を行う所で、旧海軍ならば海軍機関学校に相当するのであろうか。校内の奥深く、土曜日の為、人影も疎ら。担当海曹殿の後に続く一行。目的の建物に着く。階段横には術科学校校長(海将)以下、各部長の佐官・尉官の写真が掲示してあった。中でも先任海曹(旧海軍の先任下士・先任衛兵伍長か)の写真が、士官より上に貼ってあったのは興味深かった。やはり旧海軍からの伝統で、組織を動かしているのは叩き上げの下士官達という事であろうか・・・。4階の資料室に着く。外観は普通の部屋なのだが、中の光景に我々一同目を見張った。ガラス張りのケースに陳列された貴重な資料の数々。軍服、勲章、短剣、書、写真、文献資料・・・そこには海軍があった。貴重な資料の数々にも係わらず、閲覧・写真撮影は自由。なんたる感激。一行は持参のカメラを取り出し思い思いに撮影開始(残念ながら私ATFはフィルムを買い忘れた為、この資料室の写真は無し)陳列資料の説明ナレーションのテープが流れる中、一同無心に撮影する。海軍機関学校で英語の教官をしていた文豪芥川龍之介の英語の教科書や東郷元帥の書、山本元帥の恩賜の短剣、軍用燃料炭など貴重な資料の数々。東郷元帥肉声による「連合艦隊解散の訓示」では、伝説の咳コミまで聞く事が出来、あっという間に1時間が過ぎでしまった。旧軍関係者でもなく、はたまた一般人にしては異様に軍事知識の豊富な見学者一行に案内の担当海曹殿も、さぞ驚いた事であろう。来賓者記帳簿の中に「先任将校」著者松永市郎氏(海兵68期・作家豊田穣氏と同期)の名があったのに感動もまた一層であった。そして一行は、後ろ髪引かれながらも資料室を後にした。一行の前途には、まだ多くの驚愕と感動が待ち構えている。作戦航程はまだ4分の1を終えたに過ぎない・・・。

D軍艦旗はためく下に(海自横須賀総監部吉倉岸壁パート1)

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10月08日(火)
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