ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File049】記念連続ドラマ第五夜「プライベート・ライアンとラメルの橋」後編

chap.14唯一誇れること(後編)
「アパム、なんでわざわざ志願したんだ・・・よ」城館に続く通りを進むハーフトラックの操縦席で、傍らの助手席に座るアパム伍長にメリッシュが尋ねた「僕はこの戦争では、ずっとタイプライターを打って終わると思ってた。この機会を逃したら、きっと後悔すると思う。この任務に志願して生きて帰れたら、いつの日か振り返って、この任務に志願した事が、この戦争の中で唯一誇れること≠セったと思うんだ。そして胸を張って故郷に帰れる気がする・・・」アパムの顔をじっと見つめていたメリッシュが、自分の吸ってたタバコをアパム伍長に渡した「妙なもんだよな、いつもはタバコを貰っても吸わないって断ってたの・・・に」「まったく、ふざけた、バカ野郎な任務だよ・・・なぁ」アパムがメリッシュの顔を見つめた「FUBER?」「そうだ。この先は一か八かの勝負だ・・・さあ行くぞ、シッカリ掴まってろ!」メリッシュがハーフトラックのアクセルを一気に踏んだ。「FUBER・・・ね、ふぅば〜ッ」大きく一服吸い終わると、アパム伍長は吸殻をハーフトラックのドアの窓から投げ捨てた・・・。

chap.15エディット・ピアフ

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07月18日(木)
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