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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File050】記念連続ドラマ最終夜「プライベート・ライアンとノルマンディーの空」
祝連載50回・・・このHPをオープンしてから早50回目の書き込みです。大体週一回を目標にやって来ましたが・・・何事も飽きっぽいATFにしては、凄い快挙です・・・自分に拍手!さて、安直な発想で始めてしまった、この企画ですが、なんと6話も続く羽目になってしまいました。最初は簡単なパロディって構想だったのですが、いざ書き出してみると、あのエピソードこのネタと次々に浮かんで来て、等々此処まで来てしまったと言う訳です・・・それでは最終話、気合を入れて行って見ましょう・・・なんじゃ、このオチは・・・≠チて突っ込まないでね・・・それでは始まり・・・です(開演ブザー:いつもの様に携帯電話の電源はお切り下さい)
【ATF版「プライベート・ライアン」自爆的SPRストーリー】
観戦上のご注意:物語の進行はDVD版に準拠しています。
最終夜「プライベート・ライアンとノルマンディーの空」
chap.17弾薬(前編)
ラメルの町の外周に陣取ったドイツ軍戦車は、町の中に突入する素振りは見せず、相変わらず支援砲撃に徹している・・・と言っても、ドイツ軍陣地に面した町の外周は既に廃墟と化しており、また味方武装親衛隊の兵士が町の外周に取り付いて、米軍との近接銃撃戦を演じているので、今では砲撃を中止し待機命令を受けている・・・その中央の戦車の砲塔のコマンダーハッチから身を乗り出して双眼鏡で町の様子を窺う戦車兵将校・・・彼がこの特別編成捜索隊の指揮官であるヘスラー大佐である。東部戦線の激戦で負傷し、休養の為ドイツ国内に還っていた彼は、5日程前、親衛隊長官ヒムラーに呼び出され特別任務を命令された・・・。で今此処にいる訳だが、本来なら戦車兵としてノルマンディーに上陸した連合軍を相手に大暴れしたいところではある・・・が、一体俺はこんなフランスの片田舎の町で何をしているんだろうか・・・軍人として、こんな戦局に影響もないような任務を任されたことが不満タラタラである・・・。戦車の後ろでは東部戦線以来の古参従兵であるコンラート伍長が、簡易テーブルを設け食事の用意をしていた・・・特大の脂ぎったステーキ・・・辺りには戦闘による火薬や燃料の臭いが漂っている・・・それこそ最高の調味料だ・・・大佐の口癖だ。一方ラメルの町に取り付いた武装親衛隊兵士を指揮しているのはフォン・ディーペルSS少佐(元々は陸軍の将校だったのだが、北アフリカでの英軍捕虜護送任務中の失態により軍を追放され、武装親衛隊に再入隊したのだ・・・)が、思った以上の米軍空挺部隊の激しい抵抗に釘付けにされており、町の中心部に近づけずイライラしていた。「くそッ(ヌル・アハト・フフツェーン=08/15)」口癖がいつもより頻繁だ・・・。早く何とかしないと、あの頑固者の大佐殿が怒り出すぞ・・・それに弾薬も残り少ない・・・そう思って気は焦るのだが、一向に戦況は好転しない・・・。
chap.17弾薬(後編)
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07月22日(月)
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