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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File035】大奮発連続カキコ・・・戦場のガンマン・・・大集合Vol.2
言わずと知れた二次戦の欧州戦線、対ドイツ爆撃を扱った戦争青春ストーリーです。出撃回数24回を誇るB17爆撃機メンフィスベル″の乗員たちの「ラストミッション」を描いています。余談ですが、この映画の製作者の一人キャサリン・ワイラーの実父ウィリアム・ワイラー監督(「ベン・ハー」「ローマの休日」で有名)が二次戦中、米陸軍航空隊に従軍して実際に撮影したドキュメンタリー映画がベースになっています。このドキュメンタリー版ビデオが1991年に今は無き大陸書房という出版社(この出版社は多数実写モノビデオを発売してくれて軍オタには馴染み深いトコです)から2500円で発売されているのですが、この作品中にナレーションで俳優ジェームズ・スチュアートが登場しています。彼は二次戦中爆撃機パイロットとしてB24に乗り組み対独爆撃に参加。予備役ながら戦後准将まで昇進した本物の閣下≠ナあります。さて爆撃機が登場する作品で良く観られるのが敵迎撃戦闘機との空中戦・・・機銃を乱射しながら突っ込んでくる敵機に対し爆撃機側も搭載機銃で応戦します。高速で移動する敵機に向け幾ら機銃をぶっ放しても中々当たるもんじゃありませんが、応戦する気休めにはなったんでしょうか。で、この作品では、応戦する機銃弾がちゃんと曲がって飛んでいました・・・それだけなんですが、以前からB17の上部旋回銃塔の二連装ブローニング機銃がまったく水平方向に向かないようになっているのは何故か・・・などとくだらん疑問を持っていたのですが、この映画の曲射する機銃弾を観て納得した次第です。TVシリーズの「頭上の敵機」などでも余りクローズアップされなかった下部旋回銃塔の構造も良く描かれていました。そうそう下部旋回銃塔と言えばスピルバーグ監督の「アメージングストーリー」という映画の中のエピソードのひとつに「最後のミッション」という話があるのですが、この下部銃塔が舞台になっています。ストーリーはちょっと・・・?ってファンタジーな設定ですが、登場するB17の機長役がケビン・コスナー、無線士役がキーファー・サザーランドと結構おいしい作品で一見の価値ありです。またまた余談ですが随分昔の話。まだATFが厚顔・・・じゃない紅顔の小学生だった頃、九州の場末の遊園地にあった遊戯機器のひとつに、屋内の大きなスクリーンの前に機関銃座があって、スクリーンに映し出される敵機をバリバリ打ち落とすって言うのがありました。今のような電子回路制御なんてとんでもない、ただ戦争映画の敵機の撃墜シーンを繋ぎ合わせただけの映像に向けて機銃を撃つだけなんです(機銃を撃たなくても敵機が撃墜されていく・・・っていうカラクリに気付いたのは笑える後日談です)が、将に戦争映画の1シーンに自分が入り込んでしまう、初期軍オタには非常に麻薬なアトラクションでした・・・大爆

またもや長々と思い出話的に綴ってしまいました。まだまだ語りたい作品はいっぱいあるのですが、もう頭が朦朧としておりますので、本日はココまで。全員気をつけ・・・解散【続く】

03月30日(土)
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