ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File026】酒と涙と戦さと映画・・・ナ≠ッる戦争映画Vol.2
前にもカキコしましたが、原作は元外人部隊・グリーンベレー隊員?で有名な柘植久慶氏の「最後の遭遇」。もはや日本軍に勝利の兆しは見えないニューギニア戦線。日本軍最後の斬り込み突撃に生き残る猟師出身の兵士、演じるは歌手ながら演技にも定評のある玉置浩二≠サの腕を買われた名狙撃手です。そして対峙するのはオーストラリアのあちこちから集められた平凡な男たち。戦場に到着蒼々、日本軍の斬り込み攻撃の洗礼を浴びます。翌日、パトロールに出発する豪州軍の分隊を待ち受ける猟師の罠。ジャングルの奥深く、老練な猟師の罠に罹った獲物が次々に狩られていきます。そして最後に生き残るのは新米兵士ひとり、演じるは豪州では有名な歌手でもあるマイケル・ドノバン¢蝠の戦争映画では新米兵士は長生き出来ないってお約束がありますが・・・ここでは堂々生き残って、猟師と対決することに。この新米兵士も同僚の狙撃銃を手に入れ、どうにか武器だけは対等に持ち込みますが・・・追う者と追われる者の壮絶な戦いが展開されます。互いに知恵と体力を使い果たした最後の場面。薬室の中に残っている弾丸は1発のみ。互いに立ちすくす二人。その時、現地人の少女が地雷原に迷い込む。このままでは間違いなく地雷を踏んでしまう・・・その時、猟師の脳裏に浮かんだのは米軍機の機銃掃射で失った我が子の姿・・・そして最後に残った弾丸が放たれる・・・。数十年後、共にニューギニアのジャングルの中で戦った男たちが、それぞれの人生が、再会を果たす。あの戦いはいったい何だったのか・・・。今や頭の白くなった男たち。そして戦争をしらない、新しい世代・・・永遠に語り継がれなければならない物語。そして・・・涙。

「戦争映画」を観て泣くんだよ・・・なんて話を会社の同僚にすると、怪訝な目で見られます。でも、わがHPを訪れてくれる皆さんには、私ATFの想いを理解していただけるものと、期待しながら、今日はこの辺で。
外相、事務次官、対策委員長が三つ巴の更迭劇で、わが国の首相の人気にも陰りが・・・はたして政局の行方は・・・次回は「戦場を駈ける掲示板」でも盛り上がってる「脱走モノ」Part2を予定しております。「事実には常に目を背けたくなる物である。しかし目を背けてしまったら、そこには虚実しか残らない」【続く】
【一部修正】20020201「追想」記事を一部修正
20021010「二百三高地」大山巌大将→児玉源太郎大将
観戦武官U氏よりのご指摘により修正いたしました。

01月31日(木)
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