ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
[455587hit]
■【File131】期待大ナリ・・・最新戦争映画情報
新ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ主演最新戦争映画。監督はアメリカ南北戦争を描いた「グローリー」湾岸戦争を描いた「戦火の勇気」明治維新を舞台とした「ラスト・サムライ」アフリカのダイヤモンドを巡る紛争を描いた社会派アクション「ブラッド・ダイヤモンド」など戦争や紛争を題材とした多くのアクションドラマを世に送り出してきたがエドワード・ズウィック。第二次大戦中、独統治下のポーランドから逃れ、ナチスの迫害から逃れるためにベラルーシの森林地帯に逃げ込み、そこでパルチザンのコミュニティを築き上げ、1200人以上ものユダヤ人の命を救ったユダヤ系ビエルスキー兄弟の抗独抵抗活動の実話を基にしたアクションドラマ。ダニエル・クレイグはビエルスキー三兄弟の一人を演じる。ズウィック監督は第二次大戦を舞台にした作品を手がけるのは今回が初めて。八年前に、ホロコーストの生き残りでコネチカット大学スタンフォード校の社会学教授のネカマ・テック原作のノンフィクション「Defiance:The Bielski Partisans」の映画化権を獲得し製作を進めていたそうである。
L’Ennemi intime trailer
「いのちの戦場」
1959年、独立を求めるアルジェリア民族解放戦線とあくまでも植民地支配を貫こうとするフランス軍の戦闘は激しさを増していた。そのアルジェリアへ独立への理想に燃え自ら志願して若きテリアン中尉が赴任してきた。しかし赴任先のカビリア山岳地帯で、日々横行する拷問と殺戮の蔓延する地獄の戦場は、次第にテリアン中尉の精神を極限状態へと追い詰めていく・・・人間性を保とうと葛藤しながらも矛盾をはらんだ過酷で残虐な戦場で、極限まで追いつめられたテリアン中尉が直面した真の敵≠ニは・・・?ほんの10年前までフランス政府は単に「事件」と呼び、独立紛争とは認めなかったアルジェリア独立戦争を題材に、戦争の悲惨さ、愚かさを正面から描いた問題作。アメリカがベトナム戦争や湾岸、イラク戦争を、旧ソ連がアフガン戦争を描いてきたように、フランスもアルジェリア戦争について描かねばならない、との視点から製作された話題作。
The Hurt Locker
混迷のイラク・・・バクダッドに駐留する米軍の爆発物処理班。日々米軍やイラク警察からの通報により現場に直行し爆発物を解体処理する。そこに新しくジェイムス上級軍曹が配属されてきた。遠隔操作ロボットも使わず、いきなり現場に乗り込み爆弾を発見。慎重を促す仲間の言葉を無視し対爆防護服も着ずに爆弾処理に取り掛かる。そんな彼のやり方が気に入らな慎重派のサンボーン軍曹。そして若くて経験も浅く臆病者のオーウェン。この三人を中心に物語は描かれていく。除隊までの日々、一日のミッションが終わるたびに「今日も生き残った」と実感する。仕掛け爆弾は序々に巧妙となり危険が高まる中、ジェイムスの無謀な行動は部隊の秩序を乱していく。極限状態の強烈な刺激は、彼らの精神を冒していく・・・「War is the Drug(戦争は麻薬)」やがて彼らは戦争なしでは生きられなくなっていく・・・
Tropic Thunder
「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
人気コメディアンのベン・スティラーが監督・主演を務める戦争アクション・コメディ。戦争映画に出演したおかしなハリウッド俳優たちが、麻薬カルテルとの命懸けの戦いに巻き込まれるというドタバタ・ストーリー。スティラーは演技派への転向に失敗したアクション俳優、ジャック・ブラックがおバカ映画専門のコメディアン、ロバート・ダウニーJr.が役作りにのめり込み過ぎて黒人に整形してしまうシリアス俳優役。何も考えずに観るべし。
【おまけ】
HELLSING The major's speech
10月19日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る