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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File112】西部戦線異状・・・あるも在庫なし【懺悔編・・・続く】
戦争映画でもリメイクされた作品は幾つか挙げる事が出来る・・・何せ激しい戦闘シーンを描いたり希少な兵器を登場させるだけで経費がかかり過ぎる過去の名作・大作戦争映画のリメイクは大変だ。( ^ー゜)σところが意外とテレビドラマ(映画)としてリメイクされているモノが多かったりする・・・もっとも人間ドラマが中心となっている場合が多いが・・・σ("ε";)元海軍予備士官だった吉田満氏の著作「戦艦大和ノ最期」を原作として、1953年に新東宝/阿部豊監督によって映画化された『戦艦大和』は、東宝/市川崑監督によって1985年にリメイク化が進められていたが、市川崑監督の計画通りのセットや撮影技術で進めた場合、制作費が膨大となると言う理由で、リメイク計画は頓挫・・・その後1990年の夏にフジテレビで終戦45周年記念の3時間ドラマスペシャルとして日の目を見る事になった・・・しかしながら肝心の戦艦大和が殆んど画面に出てこないという全く人間ドラマ中心o(><;)oの作品になってしまっていた・・・この12月に公開される『男たちの大和/YAMATO』は原作が異なるので、リメイク版とは言い難いが・・・。9月にテレビ朝日系列で放送された『零のかなたへ〜THE WINDS OF GOD〜』も映画のテレビドラマリメイク版(まぁ元々が舞台劇だから舞台のドラマ化でもある)。また『六千人の命のビザ』は元々の作品もスペシャルドラマであった作品のリメイクだし、『火垂るの墓〜ほたるのはか〜』は名作アニメのリメイク(実写ドラマ化)(^・^;)・・・そして、この12月に放送される『終りに見た街』も過去の連ドラのリメイクである。古いところでは、故フランキー堺がBC級戦犯を演じた人気ドラマを1959年に映画化した『私は貝になりたい』も、1994年に所ジョージ主演/TBS系列でリメイク版が放送されているし、1967年に故岡本喜八監督が終戦間際の混乱を描いた傑作『日本のいちばん長い日』も、1980年にTBS系列で『歴史の涙/昭和・終戦の長い一日』として放送されているが、以上の殆んどのテレビドラマ化リメイク版が、元々の映画版を超えているとは言い難い・・・o(°°)oこれは日本のテレビ界が抱える様々なドラマや番組制作上の制約(人材・時間・経費等)の問題が大きく影響していると思われる(´`;)。
さて海外の作品でも、幾つかの作品がテレビドラマとしてリメイクされているのだが、その中でも真っ先に思いつくのが、戦時中の1943年にハンフリー・ボガート主演で映画化された『サハラ戦車隊』を、1995年にジョームズ・ベルーシ主演でリメイクされた(^0^)σ『デザート・ストーム/新サハラ戦車隊』・・・これは中々の出来で、私ATF的には人物描写や戦闘シーンは旧作を超えていると思う(・・・まぁしかし旧作の全て本物の兵器類が登場には勝てない( ̄Д ̄;)が・・・)。アメリカのテレビドラマは、映画にも勝るとも劣らないクオリティーを持ったモノが多い。南北戦争最大の激戦を描いた『ゲティスバーグ』や、未だ●フオクでDVD-BOXが定価以上で落札される事も多い『バンド・オブ・ブラザーズ』等は、コレがテレビドラマなのか、と思う位のクオリティーの高さである(⌒◇⌒)

【リメイクは旧作に並び、そして超えた・・・】
そこで登場するのが、この『西部戦線異状なし』1979年リメイク版である(;⌒▽⌒)σ前置きが長いって・・・)。この『西部戦線異状なし』1979年リメイク版も長編テレビドラマとしてリメイク化されたものである。実は『西部戦線異状なし』を語る上では、1930年版についてのみでなく、この1979年リメイク版も忘れる事は出来ない。ネットで調べてみても、ヾ(  ̄▽)ゞ内容的には1930年版よりも原作に近いという意見すらある・・・事実、私ATFは個人的にストーリーや人物設定などがより描き込まれていると思える1979年リメイク版の方が好きなのであった(ノ^^)ノ・・・そんな理由も1979年リメイク版のマスタ版ービデオの所有に固執したひとつである。関東在住中に某新宿●タヤに所在を発見し、レンタルして録画したモノを長年所有・・・既に観戦済みであったのだが、やはりマスター版テープで所有していたいと言う考えは常に私ATFの胸中に残っていた。その為、中古ビデオ店やネットオークションで随分長い間探していたのだが、全く発見する事が出来なかった(mToT)/

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11月30日(水)
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