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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File100】祝連載百回記念・・・海軍騎兵大尉乗馬奮戦記【前篇】
我が母校と道を挟んだ場所、そこには日本中央競馬会(JRA)に属する○○競馬場がありました。そしてこの競馬場の存在が、私ATFに馬≠ニ接する得がたい機会を与えてくれたのでした!ところで私ATFが幼少の頃までは、北海道の牧場や東北の農耕地帯でなくても、夏休み等に実家・・・田舎に帰省すると、近所には農耕用の牛や馬を飼っている家が点在しておりましたが、普段は犬や猫などの比較的小型(最近は矢鱈でかい犬も散見されますが)の動物にしか接する経験がないのと、あの臭い▼・・迂闊に近づく度胸もなく、遠くから眺める程度でした。動物園に行けば大型動物を見る事は出来ますが、多くの場合は柵や堀越しで見るだけで、実際に触れる機会など、そう多くはありません。動物が好き・・・などと言ってはいても、余程慣れてない限り自分の背丈より大きな動物に近づき、触るのには結構度胸がいります。競馬場では一般人もパドックや馬場で、競走馬(サラブレッドやアラブ種)を間近で見る事は出来ますが、触るなんて事は、まず出来ません。精々アトラクションでポニーに乗ったり(殆んど子供だけ)触ったりする程度でしょう。さて大学生になった私ATFですが、自宅からの通学生だった為に生活費に困る事もなく、定期的なアルバイトに従事する事もありませんでした。そんな大学一年の夏休み前、友人たちの間で大学の庶務課前に貼り出された、とあるアルバイト募集の事が話題となっていました。それは・・・競馬場のバイト募集・・・○○競馬場は年間を通じて競馬が行われる訳ではなく、夏と春の土日曜日のみレースが開催され、それ以外の時期は場外馬券が発売されるだけ。その為、競馬の開催業務に携わる全ての従業員が常駐している訳ではなく、競馬開催期間だけ学生やフリーターが大量に臨時採用されていたのです。それも結構な高給で・・・。ところが、この仕事の内容が結構特殊(馬券販売や様々な雑務)従がって経験者が優先される為、同じ人物が長期に渡って何度も採用(または先輩から後輩へ受け継がれる一種縁故採用)される場合が多く、新規採用者は毎年極めて少なかったのです。私ATFは、それ程採用に執着していた訳では無くまぁ運良く採用されれば小遣い程度にはなるわい!≠ニ言った、下宿生から見れば極めて甘い考えで応募していたのでした。ところが数日後、競馬場の事務所から呼び出しの電話が入り、すんなりと採用が決まってしまったのです。なんと私が採用されたのは、普通の学生アルバイトが配置される一般的な勤務場所ではなく、競馬場の中でも極めて特殊な業務を行う場所・・・そう競走馬診療所という勤務場所なのでした。そこは競馬開催期間中、競走馬の健康管理や怪我(故障と言った)の治療を行う中央競馬会専属の獣医師が常駐する診療所で、なんと獣医さんの助手補(正式な免許を持った診療助手の方は別にいた)・・・まぁ所謂ところ馬の看護師で、診療や処置の補助、診療所の清掃等の雑務を行うのが主な業務でした。私ATFがそんな特殊な業務のバイトに選ばれた理由・・・それは、それまで勤務していた先輩格のバイト学生が就職の為に退職、欠員が発生しており、近隣に在住し、ほぼ毎日勤務できる(帰省しない)自宅学生を競馬場側がちょうど探していたからでした。こうして稀に見る貴重な体験・・・馬に触れるだけでなく競馬場の裏の社会を垣間見る・・・を、大学卒業までの4年間(夏と春だけですが)続ける事になります。この競走馬診療所での特殊な経験だけでも、丸々HPが出来る程たっぷりあるのですが、残念ながら涙を飲んでココでは割愛・・・こうして馬に触れる(馬が怖くなくなった)貴重な体験をする事は出来たのですが、馬に乗る事は、流石に体験出来ず、乗馬への欲望は益々増大していったのですが、やがて大学を卒業し就職・・・転勤・・・親元を離れての初めての一人暮らし・・・と社会人としての慌しい日々の暮らしの中で、そんな馬に乗りたいという欲望も何時しか記憶の彼方へと薄れて行きました・・・。
【危ない?軍装の世界へ・・・!】
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12月15日(月)
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