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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File067】Auf Wiedersehen Steiner・・・【追悼ジェームズ・コバーン】
この『戦争のはらわた』を語る上で忘れる事が出来ないのが、主人公であるシュタイナー軍曹(Sergeant Steiner)≠ナある事を否定される方は、まずいないでしょう・・・その強烈な個性溢れる主人公を演じ切ったのがジェームズ・コバーン≠ネ訳です。過去何度かシュタイナー軍曹≠ジェームズ・コバーン∴ネ外(上)に演じる事が出来た俳優がいるか、と言う事を考えた事があります。答えは・・・否$泊スくの戦争映画において、個性豊かなキャラクターを演じた俳優は他に多々おりますが、やはりシュタイナー軍曹≠ヘジェームズ・コバーン≠ナなければならない・・・と言うのがATFの達した結論でした。
ジェームズ・コバーン≠ヘ1928年アメリカはネブラスカ州生まれ。大学卒業、2年の兵役後演劇に興味を持ち、オフブロードウェイでの舞台、テレビCMの端役を経て、1959年「ネバダの決闘」で映画デビュー。翌年映画史上に残る名作西部劇「荒野の七人」に出演し、寡黙なナイフ投げの名人ブリット≠演じ(最後、ナイフを突き立てて死ぬシーンは印象的)以後、数多くの作品に出演。40年近い芸暦の中で、初期〜中期までは190cmの長身と長い手足を駆使した多くのアクション系作品への出演が多かったのですが、後期では演技面も評価され、1998年には「白い刻印」で念願のオスカー像(助演男優賞)を受賞しました。またブルース・リーの弟子で空手の使い手、ヨガや禅、仏教の研究など将に文武両道の俳優でした。映画以外では、日本で1983年からテレビで放映された煙草「LARK」のCMでの「スピーク・ラーク!」の台詞が流行語となった事が記憶に残っています。

【戦場のジェームズ・コバーン=z
「荒野の七人」他ジェームズ・コバーン≠フ出演作品は数多くあるのですが自称戦争映画ファン≠フATFは残念ながら「荒野の七人」や「スノー・ドック(遺作?)」を含めた一部作品しか観ていません。それも殆んどが戦争(戦闘)映画!と言う訳で、ここではATFが過去観賞したジェームズ・コバーン¥o演の『戦争のはらわた』以外の戦争(戦闘)映画作品の想い出によって彼を偲ばせていただきます。
【突撃隊1961】
「荒野の七人」で共演したスティーブ・マックィーン℃蜑奄ノよるドン・シーゲル監督作品。マックィーン演じる人間付き合いは下手だが歴戦の兵士(元下士官だが降等)リース≠ニ同じ分隊で、ちょっと気弱で大人しい(眼鏡ッ子・・・爆)が、手先が器用(ジープ改造戦車は傑作)なヘンショー伍長≠好演しました。リースたちが独断で行ったジークフリード線独軍トーチカ夜襲作戦に参加するも、トーチカ前面の地雷原で被爆、背負っていた火炎放射器が誘爆して壮絶な戦死を遂げるシーンは、戦争映画でも有数の悲惨なシーンのひとつです。
【コンバット】
言わずと知れた超人気テレビシリーズの2nd Season(1963年10月〜)に放送された中の一話「第33話/仮面のドイツ兵」にゲスト出演し、米兵に変装しサンダースたちの部隊に潜入する非情なドイツ兵を演じました。賭けポーカーをやる時の「ハッヴァ、ハッヴァ」という口癖の掛け声が印象的・・・最後はサンダースに射殺されるんでしたっけ?(記憶無し・・・失礼)
「コンバット」には他にゲストスターが多く登場していますが、有名な所では「第31話/また、一人減った(リー・マービン)」「第38話/老兵は死なない(エディ・アルバート)」「第43話/落ちた偵察機(ジェームズ・カーン)」「第54話/戦争と植物学(ボー・ブリッジス)」「第92話/爆破命令(チャールズ・ブロンソン)」「第137話/生と死の間(ジェームズ・フランシスカス)」「第141話/助けを呼ぶ声&第152話/さらば戦場(ロバート・デュバル)」「第144話/砦と化した教会で(テリー・サヴァラス)」「第146話/恥知らず(トム・スケリット)」「第148話/戦場のジャズメン(デニス・ホッパー)」等があります・・・。
【大脱走1963】

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11月24日(日)
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