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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File012】The Nazi Has Landed<iチは舞い降りた・・・。
同じくムッソリーニの半生を描いた4編からなる長編ドラマ映画。その第4巻にグラン・サッソ≠フシーンがあります。で、こちらでは1シーンですが、実際は使用されていないはずのGo244グライダー(双胴タイプのヤツね)が登場。山荘の上空を旋回してます?「ムッソリーニと私」では、独軍奇襲直前に伊守備隊に対し司令部より抵抗するな≠チて無線連絡が入るのですが、こちらでは独軍に同行してる伊軍上級士官がメガホンで降伏を説得します。事実はどうだったんでしょうか?装備・軍装はジックリ映ったシーンが少ないのでハッキリしませんが、素人目にもチャチ〜ッです。シュトルヒは登場せず、代わりにセスナっぽい軽飛行機が登場。スコルツェニーには頬疵≠ヘありません。Ju52M3タンテ@A送機は一応登場してます!

【ヨーロッパの解放第一部】
ムッソリーニ繋がりでもうひとつ。第一部後半でムッソリーニ救出作戦が再現されてます。ムッソリーニ拉致に救急車が使われていたとか、ヒットラーがスコルツェニーを選ぶくだりはしっかりと再現されており、結構好感が持てる描き方されてます。スコルツェニーもけっこう似ており(スコルツェニーはスラブ系オーストリア人らしいそうです・・・サンケイの赤本より)左頬の傷も再現されておりました。肝心の降下猟兵ですが、グライダー内部のシーンは、前述の2作品にはないですな。あと降下ヘルメット、降下スモックなどしっかり再現されてます(フィルムの色落ちが激しいので細部はよく分かりませんが)ただ山荘突入シーンで降下猟兵たちが背嚢、しかも歩兵用のヤツを背負ってて不恰好なのはちょっと笑えます。またスコルツェニーが着てないはずの降下スモックを着ています。実際は降下スモックを着ているのが降下猟兵で、着ていない兵士がスコルツェニーの部下ということらしいですが、登場するのが全部で20名位ですから「超国策映画」としては、ちょっと物足りないかも。映画では全員MP40を持っていますが、実際はFG42を持っている兵士もいたようで、これが実戦初参加という説もあるらしいです。あとスコルツェニーがムッソリーニに敬礼するとき陸軍式の敬礼をするのが、ちょっと変ですが・・・。ファシストの御大に彼も気が引けたのでしょうかね。

【カサブランカ・エクスプレス】
戦う列車≠フ項でも登場した「鷲は〜」と同じくチャーチル誘拐≠テーマにした作品です(詳細参照下さい)襲撃部隊として独降下猟兵50名位が登場。列車護衛の米軍1個小隊と激戦を展開、殲滅します。でも主人公?(ショーン・コネリーの息子とアンソニー・クインの息子)によって壊滅させられてしまうのは、所詮ヤラレ役の悲しさでしょうか・・・。装備は降下スモックもどきに降下用ヘルメットもどき。シュマイザーとMG34。何故かFG42用空挺弾帯もどきを装備してます。登場しないのに・・・。この作品でも夜間降下してます。

【戦火の祈り】
米国製のTV映画です。イタリア戦末期、対独レジスタンスに協力するイタリア北部の小さな町の教会の神父のお話です。変な話ですが親衛隊士官に指揮された降下猟兵が登場しレジスタンス狩りしてます。って事はSS降下猟兵だったんでしょうか・・・?でも空軍の階級章だったよな〜ッ。降下シーンはありませんが、降下猟兵御愛用のツェンダップ?のサイドカーが登場。結構重い内容の作品ですが、面白い作品です。

【女王陛下の戦士】
原題は『Soldiers of Orange』あの「スターシップ・トルーパー」のポール・バーホーベン監督、ルトガー・ハウアー主演による、オランダ解放秘話の映画化作品です。登場する場面は独軍のオランダ侵攻時、パーティーから朝帰りする主人公が通りかかる街角で牛乳売りの馬車を止めてミルクを飲んでいる降下猟兵の一団(5名)が登場。「朝帰りかい」などど声をかけて余裕たっぷり。鉄帽にはちゃんと三色のワッペンがついており、腰のベルトにはポテトマッシャー手榴弾が・・・不敵な面構えで、いかにも精鋭って感じだそうですが・・・実はどうも国内版ビデオテープにはこのシーンがカットされているらしく観る事が出来ません。北米版DVDには23分30秒頃に登場だそうです。うう観てみたい・・・。

【荒鷲の要塞】

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11月18日(日)
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