ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
[455606hit]
■【File011】あゝ戦う列車は美しい・・・続装甲列車で行こう・・・
やっと邦画が登場。主演は石原裕次郎。終戦間近の朝鮮満州国境近くの小さな駅。恋人を追って脱走した兵士を追って独立鉄道第30大隊、有坂大作少尉率いる一個分隊がやって来るところからお話が始まります。この分隊員がまた曲者の集まりで、元機関士の工藤軍曹始め鋳物師、時計職人、下町の鉄工所の社長、太鼓持ち・・・と、さすがは社会の縮図軍隊≠よく現してます。ラストシーンは抗日ゲリラ・・・というよりも馬賊との蒸気機関車をめぐっての大銃撃戦(最後の最後で見つかる盗難兵器が、物語の鍵)ですが、このお話は、そこに行くまでにぶっ壊れた蒸気機関車をいろいろ工夫した部品で修理して脱出しようとするとこがミソ。十朱幸代とのラブロマンス、謎の大陸浪人(伊藤雄之助)との友情等いろいろ見せ場もあります。やっぱ裕ちゃんの歌う「逃亡列車のテーマ」は最高「また会おうぜ・・・」
【大列車強盗】
ハリウッド・サイレント映画時代の三大喜劇スターのひとり「笑わない喜劇役者」バスター・キートンの鉄道大スペクタクル活劇。時は南北戦争時代。南部の鉄道の機関士キートンが北軍ゲリラ部隊に誘拐された恋人を追って、蒸気機関車を使った大チェイスを展開します。まさに芸術とも言える、その計算され尽くしたギャグの数々には脱帽です。途中、列車臼砲(貨車に短砲身の臼砲を載っけたヤツ)が登場してキートン目掛けて発砲しますが・・・派手なギャグをかましてくれます。全編106分の超〜見応えある作品で、ラストシーンのコレってホントに喜劇・・・って思わせるくらい大規模な南軍と北軍の激突シーンが凄いです。短縮版で60分(列車チェイスシーン中心)の「キートンの将軍(キートンの乗る蒸気機関車の名が「将軍号」)」って作品もあります。
【殺人軍団フェイタル・ミッション】
なんじゃコレ・・・てな作品ですが、驚くなかれ副題は「特攻大作戦4」そうあのならず者部隊モノの傑作「The Dirty Dozen」の4作目です。「え〜ッ、4作目ってあったの・・・それ以前に3作目って・・・?」と言われそうですが、その辺については、別に特集?を組んでみようと思ってますので、お楽しみに・・・(宣伝かよ・・・)4作目は2代目指揮官ライト少佐(テリー・サバラス)指揮の下、敗戦間近のナチの恐ろしき陰謀を挫くため、四たびならず者部隊が編成され、ナチの極秘任務を帯びた武装SS部隊の護る特別列車を襲撃、激しい戦闘を繰り広げるのでありました・・・。
【青島要塞爆撃命令】
青島≠チてもあおしまだぁ〜≠ナはありません。チンタオ≠チて読みます。時に第一次世界大戦の真っ最中、中国は遼東半島に租借地を持ち要塞を築いている独帝国軍に対し、連合国側として参戦した日本の連合艦隊が攻撃をかけるのですが、要塞守備隊の持つ巨砲の砲撃に阻まれ・・・そこで登場する創世期の海軍航空隊。モーリス・フェルマン水上機を駆って巨砲破壊の命を受け颯爽と出撃します。そして独軍側のルンプター・タウベ機?との壮絶なる空中戦が展開されるのですが、肝心の列車は・・・と言うと、砲台へ弾薬を輸送する軽便鉄道(ミニチュアだけど結構猛スピード、これも早回しか・・・?)と、ソレを狙う日本軍フェルマン機。おいおい出刃包丁での紐切り落下式の爆弾が命中するのかよ〜ッ。でも目出度し目出度しなので◎。
そろそろネタ切れかって・・・その通〜り、じゃありませんよ〜だ。まだまだ書けるネタはありますが、他の機会用にネタは取っとくモンだ。と言うことで、本日はコレまで。一同礼、解散〜ッ【続く】
11月13日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る