ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ポンヌフの恋人』4Kレストア、eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』
『ポンヌフの恋人』4Kレストア、eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』
1分で移動出来て助かる。濃いハシゴだった…
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同じ通り(ランブリングストリートなんて名称がついたのはいつから?)にある映画館とライヴハウス。『ポンヌフ〜』終了時点でもうO-EASTは開場していたけれど、開演には余裕で間に合い2階のいい位置を確保出来た。
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『ポンヌフの恋人』4Kレストア@ユーロスペース 2
移動が楽なハシゴだったが休憩する暇がなくさっき今日(昨日)初めてのごはんを食べた 壮観のユーロスペース
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4Kだけどユーロは2K上映。それでもユーロで観ない選択肢はないし、2Kでも映像のリフレッシュっぷりはバリバリに体感。それにしてもこの看板、いいですねえ。レオス・カラックスとホン・サンス、同い歳の監督ふたりの特集上映が同時に組める映画館。
前回観たときは既にかなりフィルムが傷んでいて、明らかに損傷している箇所もあった。傷だらけのふたり、という意味ではそれも効果になっていた。しかし! 4Kのクリアっぷりは素晴らしかった〜! 猫の毛並み! ビノシュの肌のキメ! 涙の筋! 夜の川面に反射する光が冬空の星のように輝く! あとなんだ、ふたりがマッパで駆ける浜辺のシルエットが以前よりクッキリしている(笑)! 音響もブーストされていた印象。チェロのストローク! 猫のゴロゴロ! ハンスとミシェルの心臓の鼓動! アンプルをバッグから出すときの衝突音!
そしてやはりやはり、圧巻は花火のシーン。色彩が抜群に鮮やかになった。閃光、ダンス、ラジオのエアチェックを思わせるDJエディットな音楽の洪水。作品世界にどっぷり溺れる至福の125分。
あの時代の街(セットだけど。そこがまたすごいんだが)とそこに生きる人物は永遠に焼き付けられ、何度でも甦る。この作品に関わった、今はこの世にはいない人間も、犬(テオ!)も、作品のなかでは生きている。ジャン=イヴ・エスコフィエも、堀越謙三も。映画館で再会出来てうれしい。
ところで身構えて待っていたので気のせいではないと思うんだけど、ラストの「まどろめ、パリ!」の台詞がなかったよ……? 字幕も音声も。編集した? 気になるのでもう一度観たい。そして今更だがそのラストシーン、船首にふたりで立つところって『タイタニック』の原型だったんだな……。いや、はなからそこが繋がると思ってなかったので、今になって気付いた次第(遅)。
パンフレットといえば、「(今のコンプラ的に)新世代がひいてしまう要素がないだろうか」「いや、別にひく要素ないんじゃないかな」という三浦哲哉とゆっきゅんの対談が載っていた。個人的には年月を経ていちばんヒッとなったのはミシェルが酒に眠剤入れたとこだな……おまっ、眠らすだけじゃ済まないかもしれんがな! アレックス死んだらどうすんだよ!!! 死ななくてよかったよ…まあそのあとがたいへんなんだが……。で、捕まったアレックスがリンチに遭う(あれ、リンチだよなあ。取り調べの域越えてるもの)ところもヒィとなったが、観ていると一定のリズムで殴られて蹴られてるんですよね。もはや音楽。ある意味感心した。あとあれだ、投げたものが猫に当たらなくてよかったとか。動物はどっちに動くか振り付けられないからね……。
そうなんです、若者の観客がすごい沢山いたんです。多分スクリーンで初めて観るんだろうな、という感じの。いい出会いになるといいな〜。
大島依提亜によるリデザインのマーチも充実。ポスターもパンフも格好いい! 雨だった+ハシゴだった+上映の物販の混雑っぷりがすごかったのでポスターは諦めたんだけど、改めてポスターだけ買いに行こうと思う(翌週月曜日に買いました)。
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eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』@Spotify O-EAST
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