ID:43818
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by kai
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■『オバケ東京のためのインデックス 東アジア編』
佐藤朋子『オバケ東京のためのインデックス 東アジア編』@みなとコモンズ+α

シアターコモンズ25始まりました、まずは佐藤朋子『オバケ東京のためのインデックス 東アジア編』。東京湾に現れたゴジラとクジラと共に、今の東京に残る朝鮮、満州、台湾、琉球王国、蝦夷地の痕跡を辿る。慶應義塾大学、紅葉山、東京プリンスホテル、芝公園。

[image or embed]— kai (@flower-lens.bsky.social) Feb 24, 2025 at 17:47
シアターコモンズの季節です。まずはレクチャーパフォーマンス+ウォークの今作。

・佐藤朋子『オバケ東京のためのインデックス 東アジア編』┃シアターコモンズ'25
岡本太郎による「オバケ都市論」を起点に、これまでにゴジラ、カラス、生け花等の「非人間」の視点を通して、都市の「オバケ」的な記憶を浮かび上がらせ、もうひとつの東京を構想する
4作目となる今回は、東京に残る植民地時代の東アジアの僅かな痕跡から東京を捉え直す

2021年からのシリーズもの。途中からの参加でついていけるかなーと不安ではあったのだが、「植民地時代の東アジアの痕跡」という文言に惹かれた。韓国映画を熱心に観るようになってから、遅ればせ乍ら興味を持っている分野。しかも今回は、実際に街に出てその痕跡を辿る「ウォーク」が実施されるという。これは! とチケットを確保。

田町にあるみなとコモンズに集合、まず地下1Fのスペースでレクチャーパフォーマンスを拝見。資料映像とともに、佐藤さんの講義を聴く。室内は暖かく、客席にはちゃんと椅子も用意されているけれど、コートもマフラーも脱がずに座っているひとが多い。このあと外に出るのが分かってるもんね。30分程の講義のあと、配布されたマップを手に街へと繰り出す。

さて、ここからが個人的にヤベーところ。「ウォーク」はスマホでポッドキャストを聴き乍ら各々コースを辿るというもの。スマホどころか携帯不携帯! 無理! しかしシアターコモンズはどんな参加者にも門戸を開いている。公演前にきちんと「デバイスで音声を聞いて参加されるのが難しい方は、音声内容を紙でお渡ししますのでスタッフにお申し付けください。」というメールが届いていたのだった。という訳で私だけが紙を持って出発。他にはいなかったっぽい…というか初日開いて初めてのケースだったのかもしれん……訊ねたスタッフさん戸惑ってたもんな。いやはやご配慮有難うございます。ちなみにレクチャーにもちゃんと日英字幕用モニターが用意されていた。聴こえないひとも安心よ!

皆一緒に出発するが、自分のペースで歩くのと信号待ちで分断されるなどしてだんだんひとり散歩の様相に。レクチャーされたもの以外にもあちこちに記念碑がある。ウォーク終了後にペルリ(ペリー)提督の像迄見つけてしまった(日本開国のきっかけなので、本編に関係ないようで実は繋がってるかも?)。

[image or embed]— kai (@flower-lens.bsky.social) Feb 24, 2025 at 17:48
イヤフォンで、或いはヴォリュームを上げたスピーカーでポッドキャストを聴き乍ら歩くひとたちに混ざって歩く。親子連れも何組かいて、「桜が咲いてる!」(もう咲いてるところがあったのよ)と子どもの声が聴こえる。

序盤はそれこそガイドについていく(佐藤さんが先頭を歩いていたらしい。見えてない)団体客の装いだったが、立ち止まって建物に見入るひと、写真を撮るひととそれぞれ好きに動くので程なくバラバラに。まっすぐのコースなので迷うことはないだろうと紙を読み乍ら歩いていたが、後半歩道橋を渡る際降りる箇所を間違えそうになった。向こう岸にそれっぽいひとを見つけなかったらそのまま反対方向に行っていたところだった(笑)。


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02月24日(月)
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