ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■AIMING FOR ENRIKE JAPAN TOUR 2024
AIMING FOR ENRIKE JAPAN TOUR 2024 -TONE FLAKES Vol. 159- @LIVE HOUSE FEVER
こんだけエフェクター使ってループを織り重ねる緻密さでなんでこんなダイナミズムとグルーヴが生まれるのかーッ 温厚そうな青年ふたりが楽器を持つとなんでこうもすごい音を出すのかーッ コロナ禍で中止になったおかげで5年ぶりの来日待ってましたのAiming For Enrike最高でした! 踊り倒した! pic.twitter.com/4zo059Hgv5— kai ☁️ (@flower_lens) April 7, 2024
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G:Simen Følstad Nilsen
Drs:Tobias Ørnes Andersen
(未だに読み方がわからないノルウェー語表記。サイモン、トビアスでいいのかな?)
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・二度目の来日(2018年)
このときの新曲「Louis Cole」がのちの「Ponzu Saiko」になりました
・2019年の『AFTER HOURS TOKYO ’19』
・2019年の単独(FAにRiL)
ときて、今回5年ぶりとなりました。本当は2020年春に来る予定だった。
・2020年の5月に予定していましたAIMING FOR ENRIKEの日本ツアーは中止にしました┃FLAKE RECORDS
コロナ禍で中止になったときのダワさんのステートメントは何度でも読み返したい。ここに“実質延期”と書かれていたように、今回のチケットは2020年の来日時に設定した価格のまま。数年でエア代も外貨も爆上がりしてるというのに! いやこちらも助かりますけど、や、安いよ? いいんですか? 有難いやらなんだか申し訳ないやらです。
という訳で待ちに待ち過ぎて凪な気持ちになっていたというか本当に来てるという実感が薄く、本人らが目の前に現れてセッティングを始めてもなんだかボーッと見てたんですが、音が! 1音目が鳴ってやっと目が覚めたというか、あれよ、怪我して保護された虎が自然に返されて、数年後その獣医と再会して「………!!!??!!!」てなる感じよ……。記憶を呼び覚ましたのが音だったってところに改めて感動したりして。やはりこのバンドの音は唯一無二。そうなのよなんであんなにルーパーかましてエフェクトかけてんのに音がペラくならないどころかめちゃくちゃうねるの? 訳わからん! 毎回同行しているらしい専任のPAさん含め、彼らのクリエイティヴィティと積み上げた経験値の賜物ですね。
コロナの影響下でつくられた最新作『EMPTY AIRPORTS』(タイトルからしてもうね…)はフィールドワークの側面(「OSLOの街中を数時間にわたりただ歩き回」ったりしていたそう)も感じ、アンビエントかつミニマルな印象だったのですが、いやいやライヴで聴くとめちゃ踊れる。「The Rats And The Children」とかすごかったな……。演奏スタイルは意味そのままのシューゲイザー。Simenはリフとループつくるの忙しくて殆ど下向いてるし、1/4くらいは座り込んでエフェクターいじってる。それがなんで? こう? 踊れるトラックになるの!?
やってる方は頭の中にスコアがあるからこれとこれのループを重ねればここでドカンと来る、というのが分かっているけど、聴いてる方は身構えていてすらもその爆発力にはキエーとなる。マスでジャストのふりしてめちゃくちゃグルーヴあるんですよね…なんなん……。宇宙猫みたいな顔にもなる。毎回思うがステージ上にいるのがふたりってのが信じられんし、人力でこれやってるってのも信じられん。そのイヤモニは何に使ってるんだよとすら思う。ちなみにほぼノンストップです。前の曲のアウトロが次の曲のイントロになる。MCで中断したのは本編一度とアンコール前だけかな。各々の曲がシームレスでライヴのための1曲に構成される。ライヴはいきもの、その日にしか聴けない!
Tobiasのリズムキーパーっぷりがまた素晴らしく、絶対音感ならぬ絶対リズム(BPM?)感ありそう。16ビートをキープしつつ起点をいきなり変えたりと、Simenとはまさに阿吽の呼吸。そう、基本Simenは床とギター、TobiasはめっちゃSimenを見てる。たまーにSimenが顔を上げて、フロアの奥に見つけた知人か友人にニコッと笑いかけたりするのが微笑ましい反面、「えっそういう余裕もあるの?」と驚いたりもしていた。
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04月07日(日)
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