ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『THE WILD 修羅の拳』『2024 小林建樹ライブ 25周年、一緒に楽しみましょう!』
『THE WILD 修羅の拳』@シネマート新宿 スクリーン1

エンドロールが流れ始めた途端「はぁあ〜…」というため息がドッと湧く程誰も幸せにならない修羅修羅修羅! 誰も幸せにならない! ソンウンさんは格好いい! に、任侠 pic.twitter.com/QikQljaZ96— kai ☁️ (@flower_lens) February 17, 2024
某ダルス氏の写っている画像をSNSに流すのには躊躇するので、考えた末スタンプで隠してみた。しかし今回観てやっぱ演技巧いなーと改めて思った。残念なことです。しかしソンウンさん、『ウンナム』に続いて某ダルス氏と共演ね。援助の気持ちもあるのかなあとちょっと思った。

原題『더 와일드:야수들의 전쟁(ザ・ワイルド:野獣たちの戦争)』、英題『THE WILD』、2023年、キム・ボンハン監督作品。男がダメで女がそれに巻き込まれる。そんで女が陵辱されまくる。そんななか、ソンウンさん演じる主人公だけが硬派で優しいく不器用という図式。いやー90年代の日本のVシネみたいだった。懐かしささえ感じる。マダムが強くて格好よかったが、演じたヨンスさんはこれが遺作とのこと。なんだか象徴的だな……と思い切なくなる。

で、どんどんひとが死ぬんだがまあどいつもこいつもですよねー報いを受けろやという死に方なのでいいのではないでしょうか。お前が生き残るんかーいとは思ったけど、彼の境遇を思えばいいんじゃないの。でも幸せではないよね。そんで女の生き残りもそんな……なんもいいことない! 何あの最後の幻想! キエーつらいしかない!『アシュラ』のオマージュかなーと思うシーン(コップを食べそうで食べない)もあったがまあ結構なバイオレンスです。クスリダメ絶対。

しかしソンウンさん、『ハッピー・トゥゲザー』に続いて漁船に乗せられそうになってた。そして結果的に「あのときカニ漁船に乗ってればよかったんだー!」なんていわれてしまう(ヒドい)不憫な役でした。アクションは流石だし、格好よかったけど。黙って立ってる姿がもう絵になる。

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・輝国山人の韓国映画 THE WILD 修羅の拳
いつもお世話になっております。今回パンフ販売なかったので本当助かる

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『2024 小林建樹ライブ 25周年、一緒に楽しみましょう!』@Com.Cafe 音倉

はー毎回すごいけど(というか毎回すごいこと自体すごいんだが)すごいライヴだった。25周年おめでとうございます 聴き続けられて幸せです pic.twitter.com/Y2lVjS7WRP— kai ☁️ (@flower_lens) February 17, 2024
このあと数字をひっくり返して52〜とかやってた。いわれてみればご年齢。帰宅後テイラー・ホーキンスの誕生日のお祝いがSNSに沢山流れていて、そうか、同じ歳だったんだな……と思う。

入場時にはプレゼントとしてサイン入りポストカードが配られ、入口にはスタンド花、ピアノの横にはバルーン。開演前に「最後、写真撮影の時間を設けますので、是非撮っていってください」とのアナウンス。『Gift』レコ発でもあり、25周年記念でもあった。ファンへの感謝が端々に感じられる内容で、なんだか申し訳なく思ってしまうくらい。こちらとしては小林さんの音楽が好きなただのいちリスナーですからね。それもあり、終盤のMCには少なからず衝撃を受けた。「皆さんを裏切らないようにしたい」といったのだ。先月窪田晴男について、彼には一度も裏切られたことがないなあと思い返していた。偶然にしてもドキリとする。

こちらとしては、これ迄小林さんに裏切られたと思ったことなど一度もなく、これからも好きなように音楽をつくり続けてくれれば何もいうことなどないのだ。責任なんて感じなくてもいい。極端な話、音楽をつくるのが苦痛になったら休んでもいい、止めてもいい。もう充分過ぎるくらい沢山のものを受けとっている。もうホントさ、元気で生きていてくれるだけでいいんだよ。新しい曲や演奏が聴けたらもう、そのひとつひとつがご褒美ですわ。なんて思ってしまう。


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02月17日(土)
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