ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『FESTIVAL de FRUE 2023』DAY1 その2
と、その1で“魂の震える音楽体験”とかいっといて〆はこれかい! 本日の私的メイン、クラウンコアだー! ちなみに中の人は日中敷地内でカートを乗り回しており(ジェネヴィーヴ・アルターディたちも同乗)、手を振ったらにっこり微笑んで頷いてくれたがあれは「クラウンコアとは関係ありませんよ、ルイス・コールは出ませんよいませんよ分かってんな?」という圧だったんだろうか。そして帰宅後検索してみたが、私たち以外に目撃談がない。ひょっとしてすごくラッキーだったか。もしくは皆お約束を守って内緒にしてるのか。

■Clown Core(The Hall)

一応説明しておくと、Drs/KeyとSx/Keyのピエロ二人組で、中の人はルイス・コールとサム・ゲンデル。一度もそうだといってないですけど。YouTubeで発表されている楽曲では、仮設トイレや車の中で演奏しています。車の運転手はDJ DRIVER(今回ミックステープが売られていて初めて知る)、中の人は不明。誰だ。

ステージにトイレみたいな箱型テントが搬入されザワザワ。まさかもうこの中に……? 後方にスクリーンを2枚設置。いそいそ準備をするスタッフも全員衣装を着てる。よく見るとそのなかに月野うさぎ仕様のツインテールブロンドウィッグにパンツスーツ、マスク姿のジェネヴィーヴもいる。ジェネは開演後もずっとステージ端に直立不動で立っていました。すごいシュールな光景でした。ときどき身体を揺らして踊ってました。音リハはなし。今か今かと待っていると、ガタイのいいお兄ちゃんが出てきてテントの隣に座ります。とりあえず歓声が起こります。

お兄ちゃんは椅子に座ってラップトップを操作、ここでキラキラな曲をまるまる1曲。多分このひとがDJ DRIVER。その後チルな自然音を聴き乍ら、明るいカリフォルニア(か?)の住宅街をスクリーンで鑑賞。ここまで約15分。テント内から演奏が聴こえてきてまた歓声。まさかこのままずっと箱の中? エイフェックスツイン仕様? とドキドキしていたらステージ側のテントがパタンと倒れ、ピエロが登場。

[速報] フルー掛川クラウンコアは実在した…#clowncore #louiscole #samgendel #frue
Clown Core - Flat Earth pic.twitter.com/rlXM6GpiC7― unknown (@unknownrecord_) November 3, 2023
動画拝借(アップ有難うございます!)、やだ〜ドラマティック〜! てかやっぱセッティングの段階で中にいたんだ。アホやん。

あとは疾走爆走急ブレーキ事故事故事故なバキバキ演奏。スラッシュ〜! ゴア〜! プログレ〜! 悪意の塊〜! 演奏は当然バカうまです。ドチチチチチチチとかドタタタタタタタの連発がブレねーブレねー。映像はゴアゴアゴア。食用肉、人体、内臓、交尾、爆発、あと排泄物もあったかな? のコラージュで、いろいろと丸見えでした。いやーエグい。クリス・カニンガムやウィアードコアばりにエグい。やっぱリチャ(AFX)を思い出しちゃいますね。箱から出てきた辺りはリチャより親切か。映像に使われている素材は肉体=物体の色が強く、劣情を催さない(催した方がいいんだろうか、催してほしいんだろうか)……というより生命賛歌にすら映る。ニクイ…ジンルイ……ミンナシネ…ソシテマタウマレロ……てな感じです。恐ろしいのは、これ多分映像もルイス(仮)がつくってる。KNOWERやソロでもエグい映像使ってますけど、そのエグい部分を煮詰めに煮詰めた感じですね。

てかふたりとも兼任なんですよ。曲ごとに楽器を持ち替えて、じゃなくて同時演奏。ドラムは正確で高速なリズムを刻みつつシンセも弾く。両手塞がってるサックスは、MVで披露してた自身のちんこでキーボードをおさえる。歓声、上がりますね〜。悲鳴かもしれないですね〜。ちなみに映像ではモザイクがかかっていましたが、えーと、あれ、生(言い方)でしたか? 二階席からはハッキリ見えませんでした!


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11月04日(土)
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