ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『SONICMANIA 2018』その1
『SONICMANIA 2018』@幕張メッセ

いや〜涼しくて助かった! 目当てのアクトが多過ぎて(NINと丸被りでジョージ・クリントン翁を観られなかったのは根に持ちますよ……両方好きなひとかなりいるだろうに何故こんなタイムテーブル組んだよクリマンよお)休んでいる暇がなかった。7時間以上いたけど、座ったのって合計しても30分くらいじゃなかったか…昨年よりひとつステージが増え、その分休憩するスペースが減ったこともありほっとひと息つく場所もなかったよ……。例年どおりの暑さだったら、屋内といえどもきっとバテてた。

幕張のAEONでごはんなど食べだらだらしてから出発。いや、近所にないんですよAEON…楽しいね、これが地元にあったら他の街に買いものとか出かけなくなるってなんか分かる……地方都市が画一化していく図をちょっと実感。何せウチの田舎にも出来てますからねAEON。老舗百貨店が閉店して、すっかり繁華街の様相が変わったようだが先日の帰省は空港と実家の往復で終わったので次回帰ったときには行けるかなー。行けないだろう。

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■DORIAN CONCEPT(SPACE RAINBOW)
途中から途中迄。Squarepusher好きならとちょこちょこ名前を聴いていた。ジャズ基盤のIDM、microKORGのバカテク使い手、ライヴとなるとインプロバキバキ、そしてここにも絡んでくるThundercat、そのうえディストリビュートはBEATINK。好きにならない要素がないじゃないか(笑)。確かに気になる音だった、次回はじっくり聴いてみたい!
BRAINFEEDER勢に加わったばかりのLouis Coleもそうだけど、このドリアン・コンセプトも注目されたきっかけはYouTubeに公開した演奏動画だったとのこと。YouTubeはすっかりクリエイターにとって欠かせないツールになってますね。

という訳で、SPACE RAINBOWはFlying Lotus率いるBRAINFEEDERがジャック!『BRAINFEEDER NIGHT IN SONICMANIA』のタイトルで、転換DJもBRAINFEEDER勢がノンストップでフロアをクラブ化。いや〜これ恒例になりませんか、そして次回はルイス・コールを連れてきてほしい! DJが絶対鳴らしてくれると踏んでたんですが自分がいないときで残念(「When You're Ugly」がかかったそうです)。
てかなあ、もうちょっとブッキングがあとだったらルイスも来てたかもしれないね、惜しい。次回がありますように!
ステージ入口にはFlyLoのライヴ用3Dメガネが山積み。確保しておく。

■NINE INCH NAILS(CRYSTAL MOUNTAIN)
(長くなるので別頁)

■THUNDERCAT(SPACE RAINBOW)
三度目の正直、念願のサンダーキャットちゃんですよ! とはいうもののNINと被っていたので途中から最後迄。クリマンェ……。
音源で聴いてる曲ばかりではあるものの、トリオ編成でDrsもKeyもイントロからブリッジからアウトロからもはや原曲どこよというインプロ合戦なので、盛りあがりどころはイントロやサビではなく演奏が白熱した瞬間。こういうところはジャズ、ビートミュージックのカラーだなあと思う。アホかというくらい巧いやら気持ちいいやらかわいいやら。
キャットちゃんはプロテクターみたいな衣裳でゴキゲン。ドラゴンボールのコスプレだとは思うがどの登場人物かわからない。誰だ……と思っていると「ベジータ!」と声がとんだので、ああベジータなんだと理解(笑)。それにしてもいっつも演奏しづらそうなケッタイな恰好(それがまたよく似合うしキュートなんだが)なのになんでこんな流れるように弾けるかね。ギターの弾き語りとなんら変わらない流麗さでベースを爪弾き、つらつらとヴェルヴェットヴォイスで唄います。ひけらかしない、もったいぶらない。美しい! 
三人が三人とも隙あらば原曲から展開させたリズムとリフをブッ込んでくる、結果原曲なんだっけとどんどん未知の領域へと入っていく。ひとつの曲が演奏によってこんな遠いところ迄行ける、見たこともない景色が見えてくる。プレイヤーが音楽の不可解さを探検していくさまを、オーディエンスに分けてくれる。

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08月17日(金)
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