ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■STORM OF VOID at clubasia『War Inside You』Tour
STORM OF VOID at clubasia『War Inside You』Tour@clubasia

レコ発ツアーファイナルおめでとうございます! 勢い最前しかもスピーカー前で聴いたのでこちら耳がストームですわ……耳栓忘れて焦ったがまあいい、本望です。ひと晩で無事治まったし。PAもよかったのかもしれない。

もともとはDCコア界隈の記事の通訳は大概このひと、とその名を記憶していたジョージ・ボッドマン。彼がenvyのダイロクとバンドをやっていると知ったのは今年に入ってからで、今秋リリースされたデビューアルバム『War Inside You』を聴いてすっかり虜に。地を這うようなリフとリズムでゴリゴリのグルーヴが構築される楽曲はハードコアかつダンサブル(!)、しかも音の層の分厚いこと! これをデュオ編成で? 音源ではベースもジョージさんが弾いてるそうだけど、ライヴではどう再現するの? とワクワクしてお初のライヴへ。

セッティングをニコニコ眺めていたら、8弦ギター(実物初めて見た。ゴツい)にsunn o))) 215B 大×3、小×2のアンプが至近距離で積まれ半笑いになり青ざめる。ドラムセットもゴッツい、キックのインチ(デカい)にビビる。しかもそれプラスフロアタム×2、オーケストラで使うバスドラもあるときた。とにかくゴツい。果たして8弦で弾かれる低音リフはゴリッゴリがゴリッゴリでゴリッゴリであった。あーこりゃベースいらんわ、全然オッケー。「Into The Circle」のイントロリフに入ったときドワ! というどよめき込みの歓声が起こったの、だよねだよね! と鳥肌たてつつガッツポーズ。ちなみにとなりにいた女性がショールを肩にかけて静かに集中してる感じで聴いていたので、対バンのmouse on the keysのファンかな…最前でショールはダイヴとかモッシュが起こったら危ないかも、大丈夫かな……なんて思っていたのですが、このとき同じタイミングでガッツポーズしたんでニッコリしましたわ。余計な心配であった。motkはハードコア出身だけどリスナーが幅広く、ライヴハウスで相当年配の方やクラシック〜ジャズ畑から来たかなという感じのひとを見かけることが多いのです。そういうとこも魅力。

閑話休題。そんなこんなでヘヴィネス! ドゥームネス! 奏でるはモフモフのふたりモフネス! ウヒョーたまらん。アルバムでJロビンズが唄っていた表題曲「War Inside You」はジョージさんが唄ったんだけど、や〜Jも真っ青な美声でしたね。Napalm DeathのバーニーがVoの「Bow and Scrape」はどうするのかなーあのデス声……と思っていたら「Silent Eyes」のイントロとともにステージにヌルッと現れた人物が。マイクをひっつかんでステージを素早く徘徊、ボウェードゥエー。きたきたどなたですか。と思っているうち咆哮を連発、目の前の手すりに足をかけてきて、ビビってよけるとそのまま降りてきたのでモーゼの十戒のようにフロア中央が空く(笑)。ひとばらいのジャスチャーをするのでますますひとがひく。何すんのかなーと思っていたら火を吹きました。ワーイと湧くフロアをおいてけぼりにして再び素早くステージに戻り消えてった。ジョージさん賞賛のジェスチャーをするも誰か教えてくれなかった(この日のステージMC皆無。普段からそうなのかな?)。誰だったの…何だったの……と呆然としたまま終わっていった。帰宅後調べてみたらmilkcowのツルさんだったとのこと。ああ、お名前は存じ上げておりました。貴重なものが観られた…格好よかった……。
(20171225追記:当初「Bow and Scrape」をツルさんが唄ったと書いてましたが勘違いしてました。すみません…ちなみにアルバムに収録されている「Silent Eyes」にはヴォーカルが入っていません。「Bow and Scrape」はインストでやったっけ? ジョージさんがデス声出したっけ? 思い出せない〜)


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12月22日(金)
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