ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[648062hit]

■『PLAY VOL.50』
『PLAY VOL.50』@Shibuya La.mama

おなじみ『PLAY』シリーズ。今回はラママ35周年のお祝いもかねてのラインナップ、nine days wonderとLITEという願ったり叶ったりの対バンですよ! 喜び勇んで入場すると、最前ポジションがまばらに空いています。先攻はLITEらしく既に楽器がセッティングされており、井澤さん前は埋まってる。武田さんの目の前が空いていたが、あまりの近さにビビッてセンター寄り二列目を選ぶ。構造さんはちょっと退いたところで演奏しますからね。機材も多いんでちょっと距離も出来て、落ちついて観られるかなと思い……。

あの、ラママ行ったことのあるひとはわかると思いますが、ステージとフロアめちゃめちゃ近いんですよ。しかもステージ自体も低いので、目線もそんな変わらん。弓道の眼付けみたいになってしまいそう……って、この練習一般的なんだろうか。ウチの中学の弓道部には集中力をつけるための訓練として、正座して向かい合い相手の目をひたすら5分間見続ける、逸らしてはダメという「眼付け」という練習があったんです。部員の子から「最初はどうしても笑ってしまってめちゃめちゃ怒られた」と聞かされていた。たとえが長いがそんな感じです。プレイヤー側もやりづらいんじゃなかろうか……なんだかお互い伏し目がちになる(笑)。

というわけで先攻LITE。東京近郊でイヴェント出演が続いていたため、全部違うセットリストでやりますと事前に告知されておりました。こういうところも考えていてすごいなあと思う。バンドを続けるうえでの知恵でもあり、毎回ライヴを観にくるファンのためでもあり。新旧の楽曲どれでもすぐに演奏出来るぜという自負も感じます。聴く側としてはレア曲があるとうれしいし、おなじみの曲は演奏のバリエーションが聴けてうれしい。ああ、この曲のこの部分にはこんな要素があったのか! と毎回のように気づかされる。

「nine days wonderと一緒に出来るなんてうれしいです。再始動するのは15年ぶりだそうですけど、僕らLITE結成して14年なんです。だから完全にすれちがいで、聴いてはいたけどライヴを観たこともなかった。ちなみにラママに出演するのも初めて、出るのも初めて」と武田さん。ちなみに井澤さんは高校生の頃出て以来だそう(ツイート参照)。それもすごいな。

メモ。
・「Bond」のギターリフサンプリングするやつ(ルーパー)よく見えた。ペダルがナンバリングされてるのね(重ねる順番を決められる)
・山本さんヘトヘトぽかった(笑)シンバルスタンドがどんどん動いてっちゃうんで何度もなおしてたなー。気合のほどが窺えた
・クリック聴いてる山本さんを誰も見ていないのに揃うアタックすばらしー
・武田さんと構造さんのリフどっちがどっちかよくわかってたのしー
・井澤さん前髪のびてティム・バージェスみたいになってた(ツアーつづきだから?)

ちなみにこの日通しで思ったが音がすごくよかった。至近距離なので地の音とアンプからの音がモロぶつかるうえにPAもあるんで相当なんだけど、各パートめっちゃクリアだった。

撤収も自分たちでやるので、演奏を終えてひっこむことなくそのまま片づけはじめる(笑)。セッティングを見ようと集まってくるファン、「最高でした!」と話しかけるファン。あー、『Past 7days』で観た光景だ。アメリカ、そしてヨーロッパ同様、年齢層も幅広い。「LITEのコピーやってるんです!」という子も。LITEとは違う編成+人数でやってて…って話から「ええ、すごいね。そんなに人数いるかな。がんばって(さわやか)」と武田さん。周囲で話を聞いていたひとたちもにっこり。ライヴ後にこういう形で交流出来るっていいですね。

-----

後攻nine days wonder。川浮ウん、シンバル系のスタンドはガムテでがっちり固定してました。さっき山本さんのスタンドが動いちゃうのを見ていたので成程とか思う。短い時間での転換はたいへんだなあ。パワーヒッターで手数も多いので、本編中チューニングもよくなおしてました。


[5]続きを読む

11月28日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る