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by kai
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■『あいちトリエンナーレ 2016』(豊橋)、維新派『アマハラ』
『あいちトリエンナーレ 2016』

前日は名古屋から夕方はやめに移動して、豊橋地区の展示を観てから『勧進帳』の予定だった。が、そううまくはいかず。時間を気にすると流れ作業的な鑑賞になってしまい、見たという事実以外何も残らない感じになりそうなのでね……。ほんとは二泊三日くらいでじっくりまわりたいけれど、なかなかねえ。しかも今日は午後から奈良へ行くのだ。恐らく一箇所しか観られまい、吟味を重ねて開発ビルに絞る。ああ、水上ビルも行きたかったよ……。

最終日ということもあり11時のオープン前から会場入口で待っているひとが結構いる。開場と同時に入場。

■豊橋地区
・開発ビル
エレベーターで最上階迄あがり、展示を観つつ階段で降りていく。
このビルがまた味のあるところ。かなり古い建物で、その空室を利用して展示が行われているのだが、フロアによっては稼働中の企業が入っているのだ。CD店も入ってた、勿論営業中。フロア隅にむか〜しのCDやレコード用の広告やPOPが放置されていて、それを眺めるのがまた楽しい。
小林耕平の『東海道中膝栗毛』シリーズがアホさ滲み出る楽しい展示。髷が描かれたキャップを被り、弥次喜多さながらフィールドワークな旅。真剣にとろろ椀を流す筒とか作ってんのね……。
それにしてもフロッタージュものが多かった。地面を写しとり、土を採集する。成分を解析していたり。震災と関係あるかな、前回(2013年)は展示するには素材が揃わなかっただろうし、それだけの時間が経ったということだろうか。思い込みかもしれないが、土や樹木に何が…というかまあぶっちゃけ放射性物質がどのくらい含まれるかの興味って、原発事故がなければここ迄表面化しなかったように思う。
15分くらいかな〜とふんでいたハーバード大学感覚民族誌学ラボ『リヴァイアサン』の上映時間がなんと90分だった……うわあこれマストのつもりだったのに。アメリカ遠洋漁業の労働現場を収めたドキュメンタリー映像。海底をさらった網からヒトデや殻を除いて身のある貝や魚をひたすら分別する作業場面が続き(いやこのシークエンスも興味深く観たけど)、いちばん観たかった海鳥の場面は観られなかった……。あ〜いつか全編観たいよ!

タイムアップ。ちょいとtwitterから拝借、レトロなパン&菓子店ボン千賀(定休日で残念!)、地元のランドマーク? ほの国百貨店(北海道物産展やってた。入りたかった〜)が並ぶ町並みを眺めつつ移動です。路面電車が走ってる。いい天気。さて、こっから分刻みです。

・「あいちトリエンナーレ2016」まとめてみた!岡崎・豊橋編 | TABlog | Tokyo Art Beat
前日PLATで観てほおお……となった大巻伸嗣『重力と恩寵』画像も載ってます

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こちらに未掲載分の含め、元画像はtumblrに置いています。まとめて大きな画面で見たい方はこちらをどうぞー。補正等しておりません。
・その1
・その2

豊橋〜名古屋〜京都〜大和西大寺。屋台村オープンの16時着目標です。帰りの新幹線の時間を考えると、終演後は30〜40分くらいしかいられなさそうなので開演前に堪能するのだ。時間に追われての移動なのでおひるごはんは名古屋駅新幹線ホーム、住よしのきしめんでした。噂には聞いていたが確かに旨い。今迄食べたきしめんのなかでもいちばん旨かった! 寒さ対策のため京都駅で一旦下車、ヒートテックを着込む。最初から着てたら暑そうだったのでね……。コインロッカーに荷物を預け、奈良行きには特急券を買いました。急行と10分くらいしか違わないみたいだったけどその十分が貴重なのだ。次を待ってたら開演時間ギリギリになってしまう。はやく屋台村に! 行きたい! ちょっとでも長く! 屋台村で! 飲み喰いしたい!


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10月23日(日)
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