ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■oasis live '25 tour
信じられんことはいくらでもあった。手を繋いでの登場シーン(ツアー始まってからずっとこの演出なんだけど実際目の当たりにするとすごく狼狽える)は勿論のこと、ノエルのヴォーカルコーナーでリアムが退場する際グータッチしたり、演奏中にリアムに抱きつかれてもお兄ちゃん怒んない。いや前は邪魔すんなって感じで無視してたじゃん! 今回抱きつかれてもお尻叩かれても笑顔だったよ! 昔はリアムがノエルにじゃれつくときって「何カッコつけてんだよ〜(別にお兄ちゃんカッコつけてない)」「演奏を邪魔してやる〜(むっちゃ真剣に弾いてるときに)」って感じだったじゃない……。ノエルも「近づいてくんなよ……」って感じだったじゃない。それがこんな。しかもさなんというか、茶化してるとかファンサービスとかじゃなくて、ホント素直に出た行為って感じだった。やったぜ兄弟、今日もいいステージやれてるな! このまま最後迄突っ走ろうぜ。そんな感じ。

ノエルのヴォーカルコーナーは「Little by Little」がもう素晴らしくて……歌も演奏も、会場の雰囲気も。「Don’t Look Back In Anger」もだったけど、お兄ちゃんが唄う曲で観客の灯したスマホのライトが星のようでさ……スタンドが先にライトをかざし始めて、それに気付いたアリーナも、という感じで星が拡がっていくさまが本当に美しかった。

観客、といえば「Cigarettes & Alcohol」。今回のツアーではこの曲のイントロでポズナンをやるのがお約束になっている。ポズナンというのはマンCのサポーターがフィールドを背にして肩を組みジャンプするアクションなんだけど(てか今回のツアーチェックしてて初めて知った)、この日はやるひとがほぼいなくてリアムが困惑するというシーンがあった。いや、これは仕方ない…予習してないとわからんて……。なんかリアムが「椅子があるけどポズナンやって」みたいなこといったんだよね。海外の会場ってアリーナはスタンディングなので、椅子があるとやりづらいかなというリアムの気遣いよ(微笑)。でもリアムの英語ってほんっと聴き取れないし(…)ポズナンもその単語を知らなければ何それってなるじゃん……。帰宅後SNSをチェックすると「ポズナンというのは」「明日はポズナンやろう!」という書き込みがたくさん。2日目はめちゃめちゃ盛り上がったそうで、こういうところSNSのよさよなあと思った。

そう、リアムたくさん喋った。有難うって日本語で何度もいったし(これは流石に聴き取れる)。どのMCも(聴き取れた限りでは)待っててくれたファン、初めてライヴを観る若いファンへの愛と感謝に溢れていた。そして会場に入れなかったひとたちのこともわかってるよ、というように、「Live Forever」のとき「今日ここに来れなかったやつにも捧げる」みたいなこといったんだよ。リアムーーー!!!(泣)

とはいうものの、今迄が今迄なので「信じて…いいの……?」という思いはなかなか消えない(笑)。リアムがモニターを指して何かいってるのを見る度に退場しないかドキドキした(トラウマ)。返りが聴こえなかったのかな。そんなこと全く感じさせない歌だったけど。そう、リアムの声めちゃめちゃ安定してた。しかも最後迄。北米ツアーで喉の調子ちょっと悪かったらしいけどこの日は完璧だった。だってさリアムが唄う「Whatever」や「Wonderwall」が聴けるなんてよう。ライヴではお兄ちゃんが唄うことも多かったじゃん。「Wonderwall」は終盤も終盤なので、セットリスト知ってても「まだ? お兄ちゃんだったりする?」なんてソワソワしてしまった。いやお兄ちゃんヴォーカルの「Wonderwall」素晴らしいけどね。

本当にリアムがやる気になったんだなあなんてしみじみしました。兄弟のハモりがまた聴ける日が来るなんてと「Stand By Me」でさめざめ泣く。終盤は「もうすぐ終わってしまう」という寂しさと「来てくれて有難う」という感謝の気持ちでいっぱい。オーラスが「Champagne Supernova」というのも余韻がある。寂しいけど時というものは過ぎるんだよ、時間は誰にだって平等だ! だからoasisがいる未来は誰にでもやってきたんだ! 今はoasisがいる世界だ!!!(話が壮大になってる)


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10月25日(土)
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