ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[647683hit]

■『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』先行上映+レオス・カラックスQ&A
・Q&A後にフォトセッション(マスコミのみ)があったんだけど、最近ではマスコミもスマホで撮影するので、カメラのシャッター音だけでなくLive Photosの「ピコン」という音も鳴りまくる。ちょっと異様な光景で、カラックスも居心地悪そうだった。矢田部さんが気を遣って「ポーズの要求はご遠慮ください」といっていた。『アネット』でカメラに曝されるヘンリー(アダム・ドライバー演じるスタンダップ・コメディアン)みたいなシチュエーションだったな……

・レオス・カラックスと黒沢清が対談 ゴダールからの影響や“映画の未来”を語り合う┃Real Sound
いやー詳しい記事! 有難い! 『KK』(・黒沢清マスタークラスが開催、「CURE」「回路」の秘話や影響を受けた映画監督を語る┃映画ナタリー参照)を観られなかったことだけが心残り。まさか上映するとは!
---
大都会というのはもう死んでしまっていて、博物館のようになっていると思うんです。今の都会は、お金持ちや旅行者のためのもの。光や雑音、人々があまりにも増えすぎてしまって、不思議と魅せられることがなくなってしまった。清さんだったらそこに“亡霊”を見るかもしれませんね。大きな都市には歴史がありますが、もう何も残っていない。もしかしたら亡霊だけが残っているのかもしれません
小津は『2つの視線の間に目を洗う』ということを言っていました。今はそういうことができない時代だと思います。常に目を開けっぱなしでなければいけない。そうすると見えなくなってしまう。これは大きな問題だと思います。映画が新しくなるかどうかについて、私はあまり心配していません。私が心配しているのは、人々が物を見ることができなくなることなんです
---

レオス・カラックス監督、無事来日✈️☁️ さっそく鎌倉に小津安二郎監督のお墓参りに行きました🎦
明日はフランス映画祭での『IT'S NOT ME』上映です! pic.twitter.com/0wIRKxWYyr— ユーロスペース(配給) (@eurospace_d) March 21, 2025
慌ただしい時間のなか、小津監督のお墓詣りには行けたようです。よかったよかった

03月24日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る