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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■音楽堂室内オペラ・プロジェクト『シャルリー 〜茶色の朝』
ポケットオペラとトレーラーはその機動力を活かし街から街へ。亡命のオペラである『シャルリー〜』、移動劇場の『アフロディーテ〜』。レジスタンスのキャラバンとなるか、どこからも追われ放浪することになるか。今はまだ判らない。
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先日観た『A JOURNEY 記憶の中の記憶』でも、搾取、断絶、革命についてスピーチするベジャールのヴォイスコラージュを聴いた。こういうのって続くものだな。呼ぶというか。会場の神奈川県立音楽堂、図書館、青少年センターと、前川國男の名建築群も拝見し充実した休日でした。
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・ブルーノ・ジネール作曲「シャルリー〜茶色の朝」日本初演(フランス語上演・日本語字幕付)┃音楽堂室内オペラ・プロジェクト
・「ノン」の勇気、なければ「茶色の朝」訪れる ベストセラー作者フランク・パヴロフ語る┃朝日新聞デジタル
・曖昧な時代の今こそ聴くべきポケット・オペラ『シャルリー 〜茶色の朝』日本初演〜作曲のブルーノ・ジネールに聞く┃SPICE
「ワイマール共和国の時代、1927年にバーデンバーデンでポケット・オペラ――いわゆる室内で気軽に楽しめる、小型オペラのフェスティバルがありました。この時代、小規模なオペラがたくさん作られており、今回『シャルリー』をポケット・オペラとしたのには、そうした理由も一つにありました。」
小規模のカンパニーになったのにはこういう理由もあったのか。たまたまではあるが、移動が困難な今の状況にも最適な編成だった。グランドオペラだったら今回の来日も無理だったかも
「私は今回この『シャルリー』の日本上演の話を聞いたとき、非常に心地よく驚き、光栄だと思いました。この物語が、日本でも受け入れられているとは思わなかったのです。(略)日本に『茶色の朝』が来ることがないよう、願っています。」
いやいやいやめっちゃ受け入れるわ。ホント「茶色の朝」は来てほしくないね!
・「“茶色の朝”を迎えたくなければ、思考停止をやめることです」 哲学者・高橋哲哉さん┃KOKOCARA
10/31のトークゲストは、邦訳にメッセージを寄稿していた高橋さん。こちらのお話も聞いてみたかったな
・各地を演劇化する巡礼の旅 やなぎみわ×上田洋子「なぜ私は巨大トレーラーを所有しているのか」イベントレポ―ト(関西弁)┃ゲンロンα
うう、次はいつ近くの街に来てくれるやら……2014年の横浜公演を逃したのが悔やまれる
・FESTIVAL de FRUE 2021 の近況をお知らせします
余談。先日、11月に開催されるFESTIVAL de FRUEで、来日を予定していたアーティストのキャンセルが数件発表された。「二週間の隔離」がやはりネックで、スケジュールの調整がつかなかったため、とのこと。「入国するためのVISAは取得できましたが、隔離期間の短縮免除ががどうしてもおり」ない。「高い公益性」がないものは隔離短縮を認められない。
隔離短縮が認められた今回の『シャルリー〜』カンパニーと先月のベジャールバレエ団、認められなかったFRUEのアーティスト。違いは何だろうと考え込んでしまう。「経産省の望む高い公益性」でふるいにかけられるなんてのもモヤモヤしますね。ほら、ここにもモヤモヤ
(20211104追記)
11月に入り、全面的に隔離期間が短縮されたようです。でもFRUEにはもう間に合わない。ほ〜れモヤモヤ
10月30日(土)
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