ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ポンヌフの恋人』4Kレストア、eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』
曲間の繋ぎがほぼインプロなんだけど、コードでもう次が何の曲かわかるひと多すぎ(にっこり。ワタシもな……)。リフの欠片が出た時点でどよめきが起こる。村岡さんが加入してもう10年(村岡さんのこのツイートを見て気付く。もうそんなになるか!)、ここ数年のeyのライヴにおけるこのブリッジセッション、大好きなのでした。
という訳で全国ツアーは久々、18本という数に「ダメかも、無理かも。俺たちおじいちゃんだし。いや、レディがひとりいますけどね」(「村岡さーん」と歓声)「話かけんなゴルァ!……いやいや、いんですよ……で、スタッフにいやいや行けますって、大丈夫ですって、っていわれ乍ら始まったんですが……意外と大丈夫だったんですよ。全然いけるな? と思って」(大歓声)。いやはやすごいツアーファイナルだった。「機材は行った先々で借りたやつを使ってたんだけど、今日は自前のを使える」。アンプの上に載せてるあれこれもツアー先ではちょっとだけ持っていってたとのことだったけど、この日は全揃いでした。あのこけしとか、中指立てた木製ハンドモデルとかね。そこから今はない札幌のお店の話になって、「憎らしい親父がやってたけど今はもうない。タワマン建てるってんでお店閉めて更地にしたんだけど資材不足でタワマンは建たず、今は駐車場になってる」。なんかこの日の吉野さんは穏やかな感じだった。演奏と歌は鬼神だった。
タモさんはハレの日に着るサテンのシャツ(前も見た気がする)。「タモさーん!」「タモさーん」と声が飛ぶも無だったタモさん、あまりにも呼びかけが続くので優雅に手を振りフロア大喜び。吉野さん曰く「あいつに声かけても全然答えないよ、俺が声かけて無視する。パンダと一緒ですよ、皆パンダに『シンシンちゃーん』とかいってもあいつら全然聞いてないで笹とか喰ってるじゃん。田森は九つの頃から知ってるけどずっとそう」。突然ズッ友なトークをぶち込まれちょっと狼狽しました。盟友よね……。
村岡さんにMCを促す吉野さんという流れも美しく(インプロ区切りでどうぞ! みたいな感じで腕を差し伸べた)、村岡さんが「ツアーの先々でいろんなお客さんに会って、皆このバンドのことをどれだけ大切に思っているかということが伝わってきました」とお話したことにも胸が熱くなりました。生きる〜!
それにしても「夏の日の午後」〜「砂塵の彼方」の流れはすっごかった。何度聴いても吉野さんのギターどうなってんのかわからん。なんでひとりであんだけ弾けるのそして唄えるの? 最高でした。あと今回なかなかレアな選曲だったかと。最新作『2020』からのナンバーは当然として(アンコール1曲目が「あちらこちらイノチガケ」だったのには痺れた)、ワタシ「ズッコケ問答」をライヴで初めて聴いたかもしれない。
客出しの1曲目はザ・モップス「たどりついたらいつも雨ふり」。雨降ってたもんね、粋〜。なんですぐモップスヴァージョンだとわかるかというと、第三舞台の刷り込みがあるからです。反射で泣く。2曲目はわからず。
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setlist(参照させて頂きました、シェア有難うございます!)
01. 夜明けの歌
02. 沸点36℃
03. 今日も続いてゆく
04. サンセットマン
05. 夏の日の午後
06. 砂塵の彼方へ
07. グッドバイ
08. 踵鳴る
09. 静寂が燃える
10. 青すぎる空
11. 素晴らしい世界
12. 矯正視力〇・六
13. ズッコケ問答
14. 雨曝しなら濡れるがいいさ
15. ソンゲントジユウ
16. 時計台の鐘
17. 一切合切太陽みたいに輝く
18. 街の底
encore
19. あちらこちらイノチガケ
second encore
20. DON QUIJOTE
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ありがとう渋谷。ありがとう来てくれて聴いてくれたみなさん。灼熱の8月から始まった『爆音列島2025』もこれにて終了です。あの街この街、渾身の爆音でぶっ放してきたよ。悔いなし&感無量!そして旅はまだまだ続くのです。どこまでだって行けるところまで行く。ぶっ放せ2026。また会おう!良いお年を! pic.twitter.com/B9wMLtULQE— eastern youth (@ey_chan) December 20, 2025
またね〜! 絶対ね〜!
12月20日(土)
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