ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■oasis live '25 tour
当日は皆で観に行く予定でチケットとってたって、いい話。しかしこれ読んで我に返ったのは、アジカンのメンバーが「アラフィフ」のこと。あ、そうか、そうよね……。転換時、にゃむさんと自分より歳下だとずっと若い子ってイメージだよねーお互い歳取ってんのにねーなどと話す。そこから昔は洋楽のライヴって1時間とか平気で開演遅れたよね、今では信じられない、という話などするが、緊張を紛らわすために喋っているようなものなのでどちらも上の空という感じで、お互い「えっ今なんていった?」の繰り返し(笑)。

前置きが長い、ほぼ定刻に暗転、SEの「Fuckin' In The Bushes」、スクリーンには“THIS IS NOT A DRILL”、再結成が決まってからの報道記事やSNSのテキスト、兄弟の歴代アー写等のコラージュが映し出される。大!歓!声! そう、これは練習じゃない、今夜一度きりの本番だ! 本当にoasisのライヴが観られるんだ! そして遂に兄弟が姿を現した。手を繋いで! その手を挙げて! “今夜夢が現実になる”!!!!!

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ネタバレもないわともはや予習の勢いでセトリはチェックしていたが、それにしたって「Hello」で始まるのって粋すぎる。おかえり! おかえり! 次が「Acquiesce」ってのも憎い展開。てか「Acquiesce」を! 兄弟が! ちゃんと交互に! 唄う!!! 感極まる!!! 畳み掛けるように「Morning Glory」、もう何が何だか…ちゃんと見えるし聴こえてるのに何が起こってるんだ!? という感じでフワフワしてたわ……。てか「Morning Glory」の前にリアムが「いいね、このドーム」みたいなこといったよな。思えばoasis、初めての東京ドーム。ここら辺でようやく音が…いいな……? と気付く(遅)。

いや、最後に東京ドームでライヴ観たのって多分2006年のマドンナで、音のディレイが凄かったんですよね。会場のデカさからしてこんなもんなんだろうなと思っていたんだけど……。今回はディレイも全然気にならず(なかったといっていいくらい)、ヴォーカルも、各楽器パートもクッキリ聴こえた。そして音が厚い。思えばサマソニのマリンスタジアムも年々音が良くなっていったし、ノウハウの蓄積により、機材、設備、エンジニアやオペレーターの腕が進化していっているのだなあ。

ツアーが発表された当初「日本の会場は国立競技場」って噂が出たこともあったけど、終わってみればドームでよかったと思う。雨も降ったことだし。

兄弟の他はお馴染みゲムとアンディに、サポートでドラムにジョーイ・ワロンカー、キーボードにクリス・マッデン、そしてボンヘの代打はリアムのバンドにいたマイク・ムーアの7人編成(数曲スポットでTb、Tp、Tsの3管が入る)。今回ギターが3本ってのがすごくいいと伝え聞いていたので、APACツアーはひとり欠けるのか……と思っていたけれど、編成を変えずに来てくれた。プロの矜持ですね。てかプロの〜とかoasisにいうようになるとは……と、思ってしまうくらいバンドのコンディションがよい。いや驚いた、今が最高なんじゃなかろうか。何よりリアムの声がめちゃめちゃ出てる! ようやくメンテに気ぃ遣うようになったか! あの声、あの声だよーーー!!!

ちなみにボンへは書き割りでいました。もともとこのツアー、ステージにマンチェスター・シティFCの監督であるペップ・グアルディオラの等身大パネルがいるのだが(愛!)、パネルがふたりになった。スクリーンに映り込む度に笑いが……てかボンへとペップ、感じが似てるのでいちいち今どっちだった? となる(笑)。全然変わんないな〜と思っていたゲムはロマンスグレーになり、アンディはひとりまぶしい白シャツ姿で目立っていて、はー兄弟兄弟いうけどこのふたりも長くバンドを支えてきたよねえとしみじみする。そうそう、今回初めてじゃないかな、メンバー紹介あったの。ほろり。ノエルがリアムを紹介したりもした。信じられん。


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10月25日(土)
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