ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[647683hit]

■小林建樹『25th anniversary これから始まる素敵なこと』
ただ、今度のアルバムはそうしたテーマを据えることなく制作しているとのこと。この日演奏された3曲は、まさに“これから始まる素敵なこと”を描くような力強さがあった。嘆き、しかし前を向く。今小林さんの目に映るものがどのような音楽として現れるのか、楽しみで仕方がない。

閑話休題。この日のライヴは25周年を締めくくるものとして、オールラウンダーな小林さんを観た感じ。

・前回からアコギのスペアは置かなくなった。弦を切らないコンディショニングが出来たということかな
・弦の価格が上がってめちゃくちゃ高くなったといっていたので、何が何でも切るもんか、一本でやりきったるという気合もあるのかも(笑)
・いや、切実ですよね…経費だいじ

・MCの練習ぶり。家でゲネプロ何度もやっているんだろうなあ
・なので不測の事態に弱い。弱いというと語弊があるか。終盤の「今から5曲続けてやるんで〜」というMCには、ここからあとは演奏に集中したいので、という宣言にも感じた
・個人的にはそれを固唾を呑んで聴くのが醍醐味
・となると気になってくるのが音倉による照明。毎回すごくいいですよね! 色が入るタイミング、その色味のバリエーション。曲にピタリを寄り添っている。ハコでのゲネプロ時にプランを決めるのだろうか

・『Gift』のアートワークの話。目を閉じている
・今回パッケージを作る際、参考にとデビュー盤『曖昧な引力』のジャケットを見ていて、デビューからもう目を閉じてる! あかんやん! と思ったとのこと
・いいやん! 素敵やん!
・その後すぐ「音に耳を澄ませていると思えばいいんですね」と自分でフォロー。そうそう!

・『イノセント』MV撮影時のエピソード面白かったな……
・あのスタイリング。白い縄編みのタートルネックセーターな
・「今思うと、韓流を先取りしてたような…ヨンさま……」ドッと笑いが起こりましたよね
・いわれて気づく、そういえば冬ソナのヨンさまがこんな格好してたな!
・「冬ソナなんてまだ影も形もなかった頃ですよ。スタイリストさんの慧眼ですね」みたいなこといってた。大ウケ
・ロケ地は北海道の公立公園で、映像には映ってないし綺麗な景色だけど、実は馬糞がすごかったとのこと
・北の大地は自然がいっぱい!
・踏まないように気をつけて歩いていたんだけど、途中監督から「後ろ向きに歩いてください」といわれ「……終わった」と思ったそうです(笑)

・「ワルサーP38」久々! この曲に小林さんの声質合うよねー!

・前回のリクエストで構成されたライヴから、投票されていたのに当日出来なかった曲を演奏するコーナー
・「これで全部〜」
・1票のみの楽曲も全部やったってことですね
・律儀というか、ちいさな声も聴き逃さないようにしているのが感じられる

・なんか今回ピアノのタッチにすごく力が入っている感じがしたのは何故
・ギターでつくった曲をピアノで演奏するのは難しいけど敢えてやってみるみたいなこといってた
・手癖に甘えない姿勢が素晴らしいですね!

はー冬至に聴けたのよかったな。寒いときに聴く小林さんの音楽は格別。これから始まる素敵なことを楽しみに、来年のアルバムとライヴを待っています。

-----

Setlist(オフィシャルサイトより)
Ag:
01. Boo Doo Loo(『曖昧な引力』)
02. コスモス(『Music Man』)
03. ナナコロビヤオキ(新曲)
04. TUGUMI(『Window』)
05. Replay(『Blue Notes』)
06. 夕闇(新曲)
07. Sweet Rendez-Vous(『曖昧な引力』)
Pf:
08. Few(『Emotion』)
09. 目覚め(『Music Man』)
10. 夜行虫(『Emotion』)
11. イノセント(『Music Man』)
12. ワルサーP38(『ルパン三世』エンディングテーマのカバー)
13. ピカレスク(『Music Man』)
14. 満月(『曖昧な引力』)
15. ヘキサムーン(『Music Man』)
16. Lucky☆Star(新曲)
encore
17. 祈り(『Rare』)
18. Holy Night(FC特典盤)

-----

12月21日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る