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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■BÉJART BALLET LAUSANNE JAPAN TOUR 2024 Bプロ『だから踊ろう…!』『2人のためのアダージオ』『コンセルト・アン・レ』『ボレロ』
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
衣裳:アンリ・ダヴィラ
暗転してすぐにえっまた最初から観たい! と思う。華やかなコールドバレエも、緊密なパ・ド・ドゥも、ストラヴィンスキーの音楽とドンピシャに見えた。ダンサー、照明、空間。それだけで場が祝祭感に溢れる。次いつ観られるのはいつかしら(気が早い)。
■『ボレロ』
振付・演出:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル
装置デザイン、衣裳:モーリス・ベジャール
照明:リュカ・ボルジョー、ガブリエル・プティ
日本人では6人目かな、と十市さんが仰ってました。これ迄の5人(首藤康之、後藤晴雄、高岸直樹、上野水香、柄本弾)は東京バレエ団(在籍/出身)のダンサーですが、本家BBLでは初めての日本人メロディー! やっぱりうれしくなってしまう。後述インタヴューによると、BBLでアジア人ダンサーがメロディを踊るのは、男性も含め大橋さんが初めてとのこと。
先述したように音楽にぴったり。大きく開かれた掌、柔らかく揺れる体幹。音に身を任せているようでいて、音を操っているようにも見える。リズムたちはメロディーに寄り添い、支え、メロディーはリズムへと手を差し伸べる。共に歩み、互いを高め合うかのようにクライマックスへ向かう。
暗転の瞬間、割れんばかりの拍手。ダブルコール、トリプルコールと幕が上がる度、女性からの「ブラボー!」という声が増えてくる。日本人で、女性でといった称賛だけでなく、憧れや目標といった思いも込められていたように感じる。
壇上の彼女を迎えるリズムたちも笑顔。いいカンパニーだなー。何度も礼をしていた大橋さん、最後の最後にちいさく手を振りました。
それにしてもオスカー・シャコンがリズムにいるとドキドキしますね。いちばん最初にリズムのソロを踊るのが彼なのですが、一歩前に出た瞬間に客席が「きたっ!」という空気になる。頼りになるリズムの隊長! って感じ。
近くの席の女性3人組は、終演後もおんおん泣いていた。飛行機で駆けつけたと話していたけれど、ご友人だったのかも。素敵な光景。
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最後と言わず
踊れる時に
踊ると良いよ
😉 pic.twitter.com/MyV2j0bBrM— monsieur 11 (@maybeisao) September 27, 2024
十市さんが撮影した初日のカーテンコール。ほんとにね、また踊るジュリアンが観られたらうれしいな。
そうそう、ジュリアンが引退すると、BBLに男性のメロディーがいなくなる。そもそもジュリアンがメロディーになったときも、久しぶりの男性メロディーっていわれてたよね。本家には男女両方のメロディーがいてほしい
pic.twitter.com/fg4F9Irdu7— 【公式】NBS バレエ (@NBS_ballet) September 28, 2024
9/28のカーテンコール
#モーリス・ベジャール・バレエ団… pic.twitter.com/4iqtMHOuAK— 【公式】NBS バレエ (@NBS_ballet) September 29, 2024
東京公演千秋楽のカーテンコール
・ジュリアン・ファヴロー&エリザベット・ロス インタビュー┃NBS News ウェブマガジン
ジュリアン:(17歳でBBLに入団して)「君はキュートでナイスだけど、もっとバレエ以外のところからインスピレーションを得るべきだ」と言うんだ。当時の自分はまだ若くて、音楽も聴いていないし本も読んでいないし、何も返すものがなかったからね。ベジャールはダンサーとの意見の交換をとても大切にしていたよ。
エリザベット:それまでいたカンパニーがクラシックすぎるなと思ってここに来て、1年くらいやってみようと思っていたんです。今ではここをホームだと思っていて、その理由はダンスだけでなくダンスと演劇的なものが両立しているからなんです。
それにしてもジュリアンは受け答えはいちいちかわいい
・大橋真理が“自分を作らない”で踊る「ボレロ」への思い┃ステージナタリー
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09月28日(土)
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