ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■LÄ-PPISCH Live Tour 2024 〜Great Escape〜
それにしてもすごいセトリじゃなかったか。いつもか。いやしかし。「カ・ラ・ダ」が聴けるとは! 「旭タクシー」が聴けるとは! 序盤はそれこそ「が、がんばれ!」とヒヤヒヤしつつ聴いてたところがあったんですが、「ガンジー」からのドライヴのかかり方! なんなのあれ。次の「LAULA」もすごかった。スピーディーかつスムースそしてパワフル。マグミのステップも軽やかで、後半に行けば行く程調子があがる。「カ・ラ・ダ」は恭一がホントヤバかった頃(しょっちゅう倒れてた)つくった曲だよなあ、よくぞここ迄生き残ったとか妙な考えも浮かんだりもしましたが、それにしたって曲がいい! 演奏ウマい! とバカの感想しか出ない。

マグミに「18歳からのつきあい」と紹介されたtatsuはずっとtatsuで、ずっとうめえのよ。それこそ「ガンジー」なんてレコーディングしたときいくつよ!? 「Control」だってそうだよ。演奏“出来る”という巧さは勿論だけど、この曲にああいうフレーズやコードを入れようと思い浮かぶアイディアがなあ。記名性が高いといえばいいのか。「LOVE SONGS」もマグミのクラウドサーフに持ってかれちゃうところあるけどあのベースフレーズはすごいよね…「東京ドッカーン」や「miracle」のリフもさあ……あげればキリがない、この辺りの曲ってベースがまず浮かぶもんね。『Q』や『マイム』のナンバーは全編ベースが格好よくて大好き。マグミと恭一があれだけやりたい放題できるのもtatsuがいるおかげ。猛獣使いですね。矢野くんとの息もピッタリ。

今回は妙に上田のことばっかり思い出していたが、奥野さんにはとても感謝していますってか奥野さんがいてよかった…ホントに……演奏だけじゃなくて笑いどころもおさえてくれてるところが素晴らしいよ……。

いろいろ振り返ってしまったのは、マグミと恭一の幼馴染っぷりを目の当たりにしたからというのもある。昨日雷すごかったね、皆大丈夫だった? って話から「俺は12km、恭一が14kmだろ(だったかな)」といいだすので、リハ帰りの話かと思えば田んぼの中にバイパスが通って……とかいい出して。??? となっていたら恭一が「熊本のな」と返してやっと通学の話かい! と理解。周りは田んぼばかり、あぜ道に作られたかのようなバイパスは一段高くなってる、雷は高いところに落ちる、高くなってるバイパスを自転車で走ってる俺たちがいちばん高いところにいる、俺たちに雷が落ちるかも、金属全部外そう! 腕時計とか外して隠す……自転車(金属の塊)に乗ってるーーー!!! とオチも素晴らしかった(笑)。落ちなくてよかったですね。あまりにも昨日今日のことのように自然に話すから、その共有っぷりに笑いつつ泣いてしまったよ。弱ってる。しかしこういう感性から「柘榴」とか郷愁あふれる歌が生まれるのねとしみじみもした。

今回のツアータイトル「Great Escape」について、マグミは「本当にいろいろなことが起こる世の中だけど、逃げられるところは逃げて楽しく過ごそうぜ、という思いを込めてつけた」といっていた。そういう思いやりにも胸を打たれる(ホントに)。いやーそれにしても曲がいい、演奏がいい(バカの感想)。歌詞がスルスル出てくる自分にもビックリ。レピッシュで大きくなりました! 出会えてよかった、これからもよろしく。

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setlist(MAGUMI公式より)

01 KARAKURI SE〜
02. Control
03. Animal Beat
04. サイクリング
05. タンポポ
06. ソラミミ
07. パヤパヤ
08. ガンジー
09. LAULA
10. 柘榴
11. room
12. 歌姫
13. miracle
14. 東京ドッカーン
15. 混沌とした時代
16. ハーメルン
17. プレゼント
18. カ・ラ・ダ
19. LOVE SONGS
20. Magic Blue Case
[en1]
21. 美代ちゃんのハッパ
22. リックサック
23. 旭タクシー
[en2]
24. KU・MA・MO・TO

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07月21日(日)
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