ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『菊地成孔 3DAYS』菊地成孔クインテット
・菊地さん=兄の弟、林さん=姉の弟、宮嶋さん=兄の弟、秋元さん=姉の弟、小西さん=弟の姉、だそうです
・あっでもそうかも! 林さんも弟だね! 小西さんを「おねえちゃんこっちこっち〜」って感じで誘導するもんね! だって。ニコニコと頷く林さん
・望むものは手に入らないとわかっているけど、ひとつだけ叶うなら俺はおねえちゃんがほしかった、とのこと(笑)

・サックスはソプラノのみ。まだ歯(茎)が安定しきっておらず、斜めにマウスピースを噛んでしまうので姿勢が悪くなっちゃうとのこと
・11月の日仏学院(Banksia Trio SPECIAL LIVE special guest 菊地成孔『サンジェルマンの夜 in TOKYO』)でソプラノ吹いてて、原雅明さんがこういってたので安心はしていたのだが
・いやはやキレッキレでした
・のど飴(龍角散の のどすっきり飴)を舐めつつ、舐め乍ら話すなって感じですよねと何度も出したり入れたり。口に入れたまま演奏したところ、マウスピースもキーもベタベタになり、「押したら戻らねえ! と焦った」
・とはいえ演奏はキレッキレ

・2nd setは配信あり。悪コンディションでの対応が体得出来てきたか見かけ共々シュッとなる
・自己紹介のラップすごかったな!(Q/N/Kのナンバーかな? 未聴なのでこれから聴いていきます)
・この喉でラップをするか、という感じですがやるって決めたんで、とのこと
・いやーすごかった
・こちらも1st set同様MC〜指パッチン(絶品)カウントが導入で、演奏がドバッと始まったときの格好よさといったら
・このクインテットでしか出来ない、という音
・どのバンドもそうである筈ではあるが、とはいえ意外となかなかないものですよ

・「寂聴コンポジット」で林さんと映画の感想が割れる(笑)
・レコーディングした日のことをよく憶えている。瀬川昌久先生の葬儀の日
・葬儀で先生の奥様と話す。椅子から立ち上がろうとするので両脇にいた娘さんたちがとめて。俺が膝を折って話す姿勢に
・以前ダンスのパーティ(HOT HOUSE)やってたときご夫婦でよくいらしてくれた。「瀬川は若い子とばかり踊りたがって」「お戯れを(笑)」
・葬儀からスタジオに直行した。(お清めの)塩ない? って訊いたら食塩が出てきた(笑)
・誰かが玉子にかける用かな。生玉子じゃないですよ、茹で玉子。生玉子に塩かけてスタジオで喰うってねえあはははは
・おかしく話せば話す程、その後の演奏が痛みに満ちる
・この曲、いっつもコード進行からサックスのメロディを予想して聴くのが好きなんだけど、いつも必ず違う方向に行く。上がるだろう、と思うと下がる。もしくはその逆
・そしてそれは、必ず無常の美しさを纏う
・悲しみの深さに涙も出ない。心で泣きぬれる
・泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、泣き止んで、また泣いて
・「恋なんてね、雷(イカズチ)のようなものよ、逃げられないのよ」って寂聴がいうのよの話。大笑い

・「小鳥たちのために 3番」が聴く度育ち、聴く度痛切に響く
・弦のリフをピアノでやるパターン。アタックが文字通り打撃音になる
・鈴(りん)の音がとても気持ちよい。大儀見さんがPTAで使っている音に通じるものがある
・秋山さんの叩く微弱音ってめちゃめちゃ“効く”

・サーカス「Mr.サマータイム」カヴァーは歌が虫喰いみたいになる(高音が出ないので)
・本人唄ってるけど発声が出来ないのね
・それがまたよくてねえ

・来年の予定の話で「林さんが来年で脱退するんで」つったときマジでフロアが息を呑んだようにシンとしたよね。「嘘ですよ!」ってマジでやめてそんな冗談怖いから
・林さんのスケジュールが合わず一回欠席のライヴがあるのは本当。「どうしよっか、楽器替えてやる?」。お、DCPRGのアレ再びか(それはそれで聴きたい)

・いやはやよかった。ほんと好きこのクインテット。とはいえマジで体調だいじ、ご養生ください

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12月16日(土)
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