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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『アネット』舞台挨拶+こまごま
矢田部さんが「これ私が訊くんじゃないですからね、こういう質問があったからですよ」とすごい気遣っていた。それも全部通訳されていた(笑)。映画の内容に関して同じことを何度も訊かれていただろうし、こういう毛色の変わった質問が新鮮だったのかも
・(「気が早いかもしれませんが、次回作は?」という質問にも笑って)いつも間が空くので何もしてないと思われるかも知れないんですが、日々仕事をしているんですよ。『ホーリー・モーターズ』から『アネット』の間にも、出資者が見つからず頓挫した企画があります。その間に旅行したり、恋をしたり、読書をしたり、病気になったり。皆さんと同じです。構想を練ったり、資料を集めたり
そうね…観客は無責任に「次は何年後かしらねえ」なんて気軽にいっちゃうけど、映画をつくるのって本当にたいへん。お金のことをカラックスがいうと重みが違うわ……。「皆さんと同じです」といったのが印象的でした
和やかな雰囲気のなか、30分のティーチインは終了。通訳の方がすぐに退場され、壇上に取り残されたカラックス。コートに一度袖を通したのですが、また脱いで手に持ち、お茶を取り、えっとどうしよう、みたいにモタモタしてた(失礼)のがかわいかったです。
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その他こまごま。
・「アネット」アダム・ドライバーと古舘寛治の起用理由とは、レオス・カラックスが語る(イベントレポート)┃映画ナタリー
ユーロスペースでの初日舞台挨拶の模様。
(9年ぶりの来日と紹介され)「実は今回の作品を製作している堀越謙三さんやアネットの人形制作者に会うために一度来ています」
「桜の季節に来日するのは初めて。今まではずっと秋だった。東京を歩き回るのが好きです。とってもエレガントな部分と、ちょっと下品で猥雑な部分が同居しているのが面白い」
カラックスと縁深く、今作のプロデューサーにも名を連ねている堀越謙三さんは、ユーロスペース代表でもあります。来日するとユーロがベースになりますね。下のカフェで打ち合わせもしていたとか
『スパークス・ブラザーズ』を観ると『アネット』が無事完成してホントよかった……とより強く思いました。『アネット』を観てスパークスに感謝、『スパークス・ブラザーズ』を観てカラックスに感謝(ループ) pic.twitter.com/4vhUqZrTfa— kai ☁️ (@flower_lens) April 9, 2022
そういえばこのシーンっていつ撮ったんだろう? その「一度来」たときに撮ったのか、日本の撮影チームに任せたのか
・宇田川町で半世紀「シスコ坂」の生みの親 柳光商事 一柳弘子さん インタビュー┃シブテナ
シスコ坂ってチョイス最高じゃんねえ
・アネット┃ユーロスペース
「アネット役は当初から人形の予定で、日本の人形作家を含めさまざまな試作が行われたが、現場で操作可能という条件で仏のエステル・シャルリエが様々な年齢のアネットの顔を、ロミュアルド・コリネが胴体とテクニカル面すべてを担当」
いろんな人形を検討していたようです。日本ではどの作家さんと会ったのかな。川本喜八郎に会えたらよかったのになんて妄想もしましたが、シャルリエとコリネによるベイビー・アネットは素晴らしかった!
・ANNETTE PUPPET┃la pendue & Estelle Charlier
シャルリエとコリネの人形劇団、「ラ・パンデュ」。劇団のサイトにアネットの制作について載っています
・ポリシネルでござる!┃SPAC
・<#34>「まるふ」演目紹介@『ポリシネルでござる!』┃SPAC 制作部よもやまブログ
ラ・パンデュは、2013年にSPACで公演を行なっていました。わー観てみたかったな〜!
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おまけ。
よく行ってた、カフェテオ。『アネット』のあの闇のパレードにはきっとテオもいたし、ゴルベワもいたんだよ。 pic.twitter.com/cqb3yGBQR5— kai ☁️ (@flower_lens) April 2, 2022
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04月08日(金)
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