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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■彩の国シェイクスピア・シリーズ第37弾『終わりよければすべてよし』
時代とともに物語、訳の解釈は変わる(過去を検証しての解釈が可能になる)。観客が「そうそう!」「いうたれいうたれ」と拳を握る台詞が各所に配置されていることに気づき、観客(それは国王であっても、市民であっても)を向いて物語を描いた作家の姿が見えてくる。ひとが生きている意味はないが、生まれたからには生きなければならない。人生は苦い。では、笑い乍らしたたかに生きていこうではないか。幕切れにふたつ、粋な演出。エピローグ、フランス王のモノローグを、台詞は変えずに『真夏の夜の夢』のパックのような入れ子の挨拶としたこと。二回目のカーテンコールで、ステージに蜷川さんの遺影が掲げられたこと。シリーズの最後を見届けた感慨とともに、流石に落涙。
1998年から、23年間。何本かは取りこぼしたけど、この『彩の国シェイクスピア・シリーズ』がなければこんなにシェイクスピア作品を観ることもなかっただろうし、こんなにさい芸に行くこともなかっただろう。蜷川さん有難う、鋼太郎さんも引き継いでくれて有難う。今では大好きな劇場のひとつ。建造物や舞台機構の素晴らしさ、魅力あるラインナップ。さい芸にはこれからも通い続けます。
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・彩の国シェイクスピア・シリーズ第37弾『終わりよければすべてよし』ついに開幕! ┃ホリプロ
・藤原竜也「ばっちり締めたい」彩の国シェイクスピア最終作「終わりよければすべてよし」開幕 ┃ステージナタリー
さい芸に置いてあったイラストマップかわいい ニーナもツナ太郎さんもいるよ pic.twitter.com/s2c5Fz1Zhj― kai (@flower_lens) May 22, 2021
今年四月に発行されたものだとか。いつでも観客が迎えられるよう、いろいろ準備をされていたのだなあ。観客が来ない劇場は死んでしまう
本日22日(土)は「さいたまアーツシアター・ライヴ!!」開催日です!大ホール開場20分前から30分間、館内1階の情報プラザ(写真)にて。入場無料。ぜひお立ち寄りください!https://t.co/ezUYfJCah4 pic.twitter.com/Ro96ezhLeR― 彩の国さいたま芸術劇場<演劇> (@Play_SAF) May 22, 2021
そうそう、この日情報プラザで行われていた『さいたまアーツシアター・ライヴ!!』は、『ヘンリー八世』に演奏で出演していたサミエルさんでした。あの楽器、ピクシコードっていうんだーと一年経って知る。鍵盤を弾き、ちっちゃなシンバルをキックペダルで鳴らしと大忙しな手足と裏腹に、演奏されるのは優美な楽曲。ガラスの光庭の美しさも相まってうっとり。ステージ真裏にあたるカフェペペロネで、「劇場のまかないカレーセット」を食べつつ聴き入りました。そう、久々にペペロネ行けてうれしかった!
・終わりよければすべてよし 限定メニュー ┃イタリア料理 ペペロネ 彩の国さいたま芸術劇場内
そうそう、レストランも開いてますよ! 特別メニューもありますよ! お知らせには「レストラン店頭で食事とコーヒーの物販も行います」とあったので、持って帰れるものもあるのかな……と覗いてみたがわからず。無念
・シリーズ最終号、ということで、パンフレットも内容充実。全作品一覧、ポスター画像も掲載され、そうだったそうだったと振り返る。「あのような人とはもう会えないだろう」という『ハムレット』の台詞から蜷川さんの思い出を語ったセルマ・ホルトさん、「蕎麦屋に出前頼んだら、劇場のこと知らねえんだよ。まいったなあ」とボヤく蜷川さんの言葉から、さい芸を、“シェイクスピアを広場に開放”するべく奮闘した演劇人たちを称える内田洋一さんの寄稿も胸に迫りました
・と、しみじみしつつも、役者アンケート「好きなことわざや座右の銘は?」に藤原くんが、親に教わった「立ってるものは親でも使え」、中村(勘九郎)家の家訓「焼肉は戦争だ!」を挙げていてウケた
・さて、再び。『ジョン王』はどうなる。待ってる
05月22日(土)
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