ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■東京バレエ団『M』
『M』の初演は1993年、昭和天皇が崩御から数年しか経っていない頃。当時はそのインパクトの強さに、レパートリーとして残ることはないだろうというひともいたようです。しかし、この作品はこれからも愛されていく、不朽の名作だと感じました。作者の手を離れ、初演を知らないダンサーたちがつくりあげた『M』は、次世代にも受け継がれ、上演されていくことでしょう。観られる限り観ていきたい。キーワードは連なり、作品は演じられ、ひとびとの記憶に残ることで永遠になる。
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・東京バレエ団が三島由紀夫×ベジャールの大傑作『M』を10年ぶりに上演、新キャストを得て清新な舞台に┃SPICE
・前にもいったけどこれ、ほんとマニックスのジェイムズに観てほしいんだよね……
・小林十市 連載エッセイ「南仏の街で、僕はバレエのことを考えた。」【第10回】「M」について。┃バレエチャンネル
作品指導のため、この夏日本に滞在していた十市さん。せっかく帰国したのに二週間の自粛待機や稽古以外の外出を控える等たいへんなことも多かったようです。無事幕が開いてほっとしただろうな。
初演当時の話も興味深い。「三島が亡くなったのは11月なのになぜ最後は桜なのか?」と思うひともいるか、そうか。あれは桜と人間の命の美しさ、儚さの顕れだと解釈しています
・美輪明宏さんに聞く三島由紀夫とベジャールの『M』┃NBS News Web Magazine
・美輪明宏×柄本弾 対談 いま舞台芸術にできること┃婦人画報
「そうしたら三島さん、スッと椅子を立たれましてね、小学生みたいに真っ直ぐに、私に向かってお辞儀をされたんです。どうしたのかと思ったら、『そんなに僕のことを買いかぶってくれて、どうもありがとう』とおっしゃったんです。びっくりしました。そして、なんて純粋な人だろうと思ったんです。」
・【めぐろバレエ祭りON-LINE】東京バレエ団『M』上演記念 小林十市×高岸直樹×吉岡美佳 スペシャル・トーク┃下降の旋律
8月に行われたオンラインイヴェントのレポートを書かれている方がいらっしゃいました(有難うございます!)。初めて知ることも多く膝を打ちまくる。ベジャールさんの思い出話も楽しい。日本語で「くそばばあ、くそじじい、赤鬼」って罵るベジャールさん見てみたかった(笑)
・感染症対策の一環で、初日二日前に来場日時、席番と連絡先の登録フォームが届きました。当日会場でも用紙記入出来たけど、事前に入力しておけると気持ち的にも楽
開演前上野公園散歩してて出会ったもうひとりのM pic.twitter.com/z2RrkJM716― kai (@flower_lens) October 24, 2020
おまけ。本当は今年『バレエ・フォー・ライフ』観られる筈だったんだよう。ところでこのマーキュリーさんの脇に置いてある黒板が気になりますね。従業員の方がお店の宣伝をしてるのかな? と帰宅後調べてしまったよ、「鳩のグリル」なんて本格的じゃんとか思って。実在しなかった(笑)、この方でした→・フレディーノ/チクリーノ┃twitter
・ちなみにモーリス・ベジャール・バレエ団の払い戻しは、チケットを返金口座の連絡とともに簡易書留で送るというもので、制作側の手間はかなりのものだったと思われます。返送料も加算して返金してくれたし……。中止は本当に残念ですが、ギリギリ迄公演の実現を模索してくださった日本舞台芸術振興会(NBS)には感謝しきり。微々たる額ですがチケット代の一部から寄付しました、踏ん張ってくれ〜
・バレエやオペラの来日公演もいくつ中止/延期になったことか……早く終息してくれ〜
10月24日(土)
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