ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■NODA・MAP『Q:A Night At The Kabuki』
あと小松和重が最高だった、いつもだけど。つうかさ〜マキューシオにあたる役を小松さんがやるって最高じゃん。遊び人で世捨て人ででも芯は熱いやつでさ……そんな彼をセンターにハカ(モチーフは「カマテ」。振付:井出茂太)が観られるという演出には血がたぎりましたね。Rugby World Cupという時事ネタを台詞とかでちらっと、とかじゃなく演出にガッツリ組み込んできたことにも驚いたけど、思えばあの踊りはそういう踊りだよ……ハッとした。これも「ボヘミアン・ラプソディ」という楽曲同様、ポピュラリティを獲得しているものだからこその効果的な演出だった。2019年のいい思い出になったなー。しかしこれ、いつ組み込もうと思ったんだろう。絶妙のタイミングで摑まえたな! と脱帽。二階席最後列のど真ん中という席だったのですが、このハカと、恋人たちの寝室のシーツが舞う場面はこの位置から観て本当によかったと思いました。見立てとフォーメーションの美しさ。いや、近くで観られたら観られたで違うよさがあるけどね……。
あとアンサンブルで河内大和観られるのちょ〜〜〜贅沢じゃないですか。やっぱり目がいく。
野田さんはかつて『21世紀を憂える戯曲集』『21世紀を信じてみる戯曲集』と題した戯曲集を出版しているが、今作は「憂え、信じてみる」がひとつになったもののように感じました。信じてみよう、いつか戦争がなくなる時代がくることを。あの言葉を、これからずっと松さんの声で思い浮かべることが出来ることを幸せに思う。
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・クイーン『オペラ座の夜』を演劇と融合させた野田秀樹のイマジネーション┃Rolling Stone Japan
クイーン側からのあれこれには新しい発見ばかり。歌舞伎側からアプローチするひともいるわけで、その両方の心を動かす野田さんの仕事っぷりには唸るばかり……いつもこんな感じなので、その有難みを忘れがちだな! おそろしい贅沢だな! ちなみに1939年は、ノモンハン事件が起こった年でもある
・広瀬さんが演じるオフィーリアを観てみたくなりました。映像でしか観たことなかった志尊さん、プロポーションがめちゃめちゃよくてすごい舞台映えする。動きもしなやかだし声もいいし、また舞台で観たいな
11月10日(日)
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