ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■BATTLES JAPAN TOUR 2019
BATTLES JAPAN TOUR 2019@The Garden Hall
めちゃめちゃよかった…異才ののび太に頼れるジャイアンみたいなバディっぷり、今の編成がいちばん好きかもってくらい。4〜3人時代の曲もバッキバキ。
ふたりになったんでイアンとジョン横並びでドラムめっちゃ前だった。近い #BATTLES #WXAXRXP pic.twitter.com/9ug4odKVkX― kai (@flower_lens) November 4, 2019
いやホント、自分のなかで特別なバンドになった感。
イアンとジョンのふたりになったBATTLESが、『WXAXRXP』のタイミングでやってきた。日本では『Juice B Crypts』が先行リリース、準備万端でお迎えです。ふらりと試聴しにいったらあまりにもガツーンときて、舞い上がって買う予定じゃなかったTシャツ付き限定盤を買ってしまったくらい今回のアルバムはお気に入り。このドラムの鳴り、このリズム、このヴォーカルづかい! あれよ、一周まわって初期のBOOM BOOM SATELLITES好きなひとは大好物でしょ! 「4 a moment of silence」とか「joyride」とか「dub me crazy」とか好きなひとはピコーンてくるでしょ! diceの声が好きだったひとはXenia Rubinosのパンチのある歌声にキエーてなるでしょ! 似てるというより、この素材をBATTLESが料理するとこうなるんだという興奮がありましたね。は〜ダイスキ〜(潤Squarepusher)。
編成も変わったし、今回はこの新譜中心のステージになるだろうなという期待と、4〜3人時代の過去曲は出来るんだろうかという不安を抱え、整理番号がよかったのでステージ下手側2列目を確保。なんとなくひとが少なかった方を選んだのだが、これがジョンの目の前だった。ドラムセット一式を積んだキャスターつきの平台がゴロゴロ運ばれてくる。平台の枠には照明が取り付けられていて、ぐるぐる回ったりしている。だ、山車…? この機構が後にすごい演出効果をあげることになるとはこの時点ではまだ知らないので、わーこういうシンプルでスットコドッコイなセットダイスキ〜と笑顔になってた。ふたりが同列に並ぶ立ち位置になったので、ドラムセットがすごい前にきてる。近いよ!
MVが発表されたばかりの「Fort Greene Park」でスタート。あのポヨポヨしたループが鳴らされると同時に大歓声! 最新作からのナンバーがめちゃ盛り上がるの、最高じゃーん! 新譜から立て続けに4曲。いやあ、いい。音源のドライヴ感もすごかったけど、めちゃめちゃライヴ映えする。ヴォーカリストとのコラボ曲も、短いセンテンスで強いメッセージを繰り返すリリックなのでカットアップ的な使い方が出来る上に伝達力が絶大。
あまりに近いのでモニターを通さない音もバカバカ届く。今回ジョンはサンプリングパッドも使っていて、距離が近すぎてサンブル音よりパッドを叩く地の音の方が大きく聴こえることもしばしばでした。スティックとマレット(ヘッドが木製のやつ。ティンパニ用かな?)も使い分けており、豪快なアクションとは裏腹に細やかな音作りをしている印象。ふたりになったので各々やることが増えてかーなーりー忙しそうだし緊張感もすごいんだけど、その間にも缶ビール(ガーデンホールなので勿論YEBISU!)掲げたりふんわりしたMCをしたりと緩急あるステージング。イアンが「僕のともだちのジョンです」、「そして僕が、ジョンのともだちのイアンです」といったあと、やったれジョンみたいなことをいった途端にジョンがドカドカ演奏を始めた図は猛獣と猛獣つかいっぽかった。
ふたり組になってからのBATTLESのかわいらしさ pic.twitter.com/bPE8ZCSOyv― kai (@flower_lens) October 24, 2019
ふたりになってからのアー写がとてもいい雰囲気というか、かわいらしささえ感じるんだけど、「ともだち」という言葉にはふたりのリレーションシップが凝縮されているようでグッときました。
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11月04日(月)
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