ID:43818
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by kai
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■『神と共に 第二章:因と縁』
さて、そこで気になるのは屋敷神。ああなったってことは、彼はもう…ね……(泣・ネタバレしてますといいつつここは心情的にボカす)。三人にとてもだいじなことを教えてくれた。三人の千年は彼に会うための千年だったのかも、と思わせられる、ある意味恩人。人か? しかし株とファンドはあかん、あかんで。神でさえその動きは読めない、経済って恐ろしいですね。そうそう、この株の件をはじめ、国家規模の経済危機、都市再開発による地上げ、国際養子縁組、といった社会的課題をしっかり描いているところもよかったな。「この国で正直に生きたらホームレスになってしまう」という台詞は重い。

それにしてもヘウォンメクの髪型にはウケた。あれ、ヘアスタイルっていうより妖怪アンテナというか、どうぶつの毛が逆立ってるのと同じ原理なのかね…「俺はやるぜ俺はやるぜ」の心意気が表出してるもので、シュンとなるとシオシオになっちゃうのね……くくく………。白いヤマネコ(!)時代のロン毛もお素敵でした。しかし千年前にはあんなキレ者だった子が何故こんな子になった。カンニムの育て方か。カンニムもさぞや困惑しただろう、「環境が環境ならこんな子だったの?」って。でもそうすると、前世のヘウォンメクがいかにたいへんな環境下で育ったかということがわかる訳で、そこでまたカンニムは反省しますよね。つらしま。ヘウォンメクを演じたチュ・ジフンは今月公開の『工作』にも出演しており、本国での評価もかなり高かったようなので楽しみです。

使者たちのその後、新しく冥界にやってきたあの子、閻魔様代替わり? と「それからそれから?」要素もてんこもり。続編があるとかないとか、続きが観たーい! 待ってますー!

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・お前はどうして泣いているのだ? 「神と共に 第二章:因と縁」┃A PEOPLE
相田冬二さんによるレヴュー。そう、「時間を享受することの本質を、わたしたちに語りかけてくる」!

・赦すという観点でいえば、オ・ダルスの役はしれっと違う方が演じてましたね。彼が赦されるときはくるのかな。世間に身をさらす仕事柄、難しい問題ですね……

06月30日(日)
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