ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『AFTER HOURS TOKYO ’19』
楠本さんの機材トラブルで、代替機? を繋ぎなおしたりそれもまだダメだったりと、セッティングに結構時間かかってました。武田さんのアンプからもずっとノイズが出ていて「これ、消せませんかね……」といろいろやってたり。PAの方のツイートを見たけどduoは構造上音づくりも難しいそうですね。ヒヤヒヤして見守っていましたが、始まった演奏は全く問題なし。ユニゾンが肝のバンドでもあるので、互いの音が聴こえなかったらアウトなところですが、タイム感を共有出来てるのだろうな。アクシデントの多い海外ツアーで場数踏んでる強みもある。これはAFTER HOURSに出ているバンド皆そうじゃないかな。対バン、イヴェントも多いので、工夫をこらしたコンパクトなセッティングをスピーディーに運び、日々変わるハコの機構を使いこなす。
武田さんのど真ん前で、ギターアンプの音も直撃。で、そのアンプがまた爆音だったので耳がやられた。耳栓忘れたのは迂闊だった。しかしこんな近くで聴ける+観る機会なかなかないわと手元足下顔をまじまじと見ていた結果、武田さんは瀬戸康史に似ている(黒目がち)と気づいたのは新しい発見であった。
井澤さんは相当演奏に没頭していたのか、最後の一音を鳴らすとそのままステージをあとに。あとの三人はにこやかに手を振って出ていかれました。
Amazing crowd in Japan!
Contemporary Disease / LITE at After Hours pic.twitter.com/OBRzGDvClL― 山本晃紀 (@liteyamamoto) 2019年5月13日
この間、川浮ウんがステージ袖にちょっとずつちょっとずつ自分の楽器を運び込んでおり、その様子がちょっと面白かった。結構押していたので、少しでもセッティングの時間を短縮したかったのだろうな。
■mouse on the keys*(duo MUSIC EXCHANGE)
という訳で慌ただしく転換。清田さんも飛田さんもドラムセットのセッティングをお手伝い、いそげいそげとばかりにサウンドチェック。この日のゲストヴォーカル、稲泉りんさんもパッと出てきてササッとマイクチェック。稲泉さんも多くのプロジェクトに参加している歌のプロ、頼りになる!
「SEなしでいきまーす」と川浮ウん。前回同様、ハケる時間も惜しいわといわんばかりに始まりました。ドジャーン、「spectres de mouse」。ギャー。序盤はモニターの音が聴こえなくなっていたか(清田さんめっちゃ視認してた)ちょっと演奏がバラけてヒヤリとしましたが、やがてそれも解消。お得意ハードコアなピアノトリオナンバーから憂いを帯びた美しいエレクトリックサウンド迄、50分セットの使い方が巧い! 結成13年とかかな、当初は「Clarity」のような曲がこのバンドから生まれてくるとは予想出来なかった。『tres』は本当にエポックメイキングなアルバムだった。
稲泉さんの、場の掌握っぷりもすごい。途中から入って「Pulse」、一度ハケて「Stars Down」と、コンディショニングが難しそうな流れにも関わらず登場から場の空気をガラリと変える。全ての音が一度消え、しばしの静寂、直後の第一声、フロアに響き渡る歓声。「Stars Down」のクライマックスは忘れがたい。佐々木さんのコーラスもりんさんの声ととてもマッチしていた。
前回から二年、バンドの新しい魅力を披露した『tres』からのナンバーをAFTER HOURSのステージで聴けたことがとてもうれしい。
前日のパラシュートセッションで川浮ウんのドラムセットが私物じゃなかったの、こっちに前日搬入とかしてたのかな、と思っていたら、今度は飛田さんのギターが私物じゃなかった。川浮ウん曰く「飛田くん昨日の月見ルにギターおいてきちゃったんでenvyの(河合)ノブさんに貸してもらったの、これがAfter Hoursですよ」つってたけどそんなことあるのか(笑)。でも新旧envyの交流があってよかったね。
「今度は首振り過ぎてむち打ちになっちゃって」「毎回命がけですよ」。うん、そうですね……としかいいようがない、このひとらには。だから聴く方ものんびり出来ませんよ!
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05月12日(日)
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