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西方見聞録
by マルコ
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■いい夢ばっかりじゃないけど悪い夢ばっかりでもないBマラヤさんのこと
でで、ジョイスさんが中心になってチュカの町で「コマーシャルセックスワーカーズグループ」という女性グループを組織しました。まあマラヤさんの自助組織です。そこに呼ばれてエイズ啓蒙ビデオを見せました。えーっとすごかったです。マルコの倍くらいの太さのある巨大ケニアママが光沢のあるショッキングピンクのワンピース着てたりしたのが、そしてかわいい3歳くらいの女の子を連れてたのが脳裏に焼きついてます。彼女が確かグループの中心だったのかな。まあ他の女性たちはそんなにすごくなかったです。でもまあ恰幅がみんなよかったです。ダーウィンの悪夢に出てきた外国人向けのマラヤさんみたくケソケソではなかったです。でも代金はかなり安かったですね。13年前の話で変わってるかもしれないけど地方部の現地の人向けのマラヤさんはたぶん200円以下だったと思います。一晩の料金。まあ幅があるんですけど。60円って話も実は聞いたことがあります。
で、そこでエイズ啓蒙映画を見せて(結構わかりやすいいい映画でした。どうやったら感染するかとか、予防するためにこれはしないで!とか(歯ブラシの共有もNGなんだよ!) 、最後どんな風になっちゃうかとか実際の映像がかなりふんだんに使ってました)その後どこでコンドームがもらえるかを詳しくガイドして(チョゴリアホスピタルは県南のコンドーム配布の中心地でしたのでアメリカの援助用コンドームうずたかく積まれていて、そして村々への配布ネットワークも磐石でした)最後に先般実施したエイズチェックの結果を公表しました。300人近く調査して30%が陽性だったと記憶しています。
そう。エイズはあるのです。エイズこそ多くのアフリカ諸国の国難としてそこにあるのです。決してナイルパーチが広めている悲劇ではなく、アフリカのかなり広い地域で明日を揺るがす危機としてエイズは確かにそこにあるのです。以下次号。
02月28日(水)
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