ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18829310hit]

■イカサマは野村證券の社訓である
ブログランキングの投票いつもありがとうございます。1位が目標ですのでよろしくお願いします。


 野村證券の社員がインサイダー取引を行って数千万の利益を得たということで逮捕されたわけだが、たかだか数千万のこんなちっぽけな事件で大騒ぎしていて、ホンモノの悪がどこにいるかということを我々はごまかされてはいないだろうか。真に株取引でイカサマをやってるのは、実はこんな木っ端社員ではなくて野村證券本体である。個人投資家をゴミとしか思わず、そのゼニを巻き上げて会社が金儲けしてるのだ。そんなひどい会社の社員がインサイダー取引をしていてもオレは何も驚かないのである。ヤクザの息子が万引きをしても驚かないどころか、「その程度なのか」と思うように、オレは今回の金額の小ささに驚いている。なぜそこまで確実な情報があったのに、100億くらい稼がなかったのか。オレがそんな情報を知る立場なら借りられるだけのゼニを借りてきて突っ込んで、短期でそれを思いっきり増やして、相場を自分で作り出してボロ儲けしてやるぜ。

 読売新聞のWEBサイトから記事を引用しよう。

野村証券の中国人社員ら3人逮捕、担当外の株でも不正
 証券最大手「野村証券」(東京都中央区)の中国人社員らによるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は22日夜、企業情報部に勤務していたレイ瑜(れいゆ)容疑者(30)(同日付で解雇)ら3人を金融商品取引法違反の疑いで逮捕した。(レイはガンダレに「萬」)
 レイ容疑者は、証券取引等監視委員会などの調べに不正を認めている。監視委の調べで、不正に売買されたとみられるM&A(企業の合併・買収)絡みの21銘柄のうち11銘柄以上は、レイ容疑者の担当外の企業だったことが判明。同社の情報管理に不備があった可能性が浮上した。
 レイ容疑者のほかに逮捕されたのは、機械部品メーカー社員の蘇春光(そしゅんこう)(37)と、弟の蘇春成(しゅんせい)(25)の2容疑者。
 特捜部の発表などによると、3人は2007年5月8日〜24日、野村証券がアドバイザリー契約を結んだソフトウエア開発会社「富士通デバイス」が株式交換で富士通の完全子会社になるとのM&A絡みの内部情報を悪用し、公表前に同社株計7000株を1169万円で買い付けた疑い。
 レイ容疑者は同年4月20日ごろ、企業情報部内で情報を入手し蘇容疑者兄弟に伝えていた。兄弟は公表で株価が上昇した後に株を売却し、約490万円の利益を得たという。
 特捜部と監視委の調べによると、3人は06年6月〜07年12月、容疑事実のほかに内部情報で20銘柄の株を売買し約4000万円の利益を得ていたとみられる。
 野村証券の渡部賢一社長は22日夜、記者会見して「証券市場を預かる者がこのような不祥事を起こし、申し訳ありません」と謝罪した。
 企業情報部には六つの課があり、株売買に利用された内部情報のうち、デバイス社の案件などはレイ容疑者が所属していた3課が担当、レイ容疑者も打ち合わせなどに出席していた。しかし、半数以上は企業情報部内の別の課で担当した企業の情報だったという。
 株式公開買い付け(TOB)や株式交換によるM&Aが発表されれば、対象の企業の株価はほぼ確実に値上がりするなど、企業情報部にはインサイダー取引に結びつく情報が集中する。こうした部署では特に情報管理が徹底されており、自分が関与していない案件については同じ部内であっても情報が遮断される仕組みになっているという。
 監視委ではレイ容疑者がどのようにして直接携わっていない企業の情報を入手できたのか、社内の漏えいルートや情報管理体制についても調査を進めている。(2008年4月23日03時09分 読売新聞)


[5]続きを読む

04月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る