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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■なぜ冷凍食品に農薬は混入したのか?
 さて、昨年の日本は賞味期限の偽装が大流行した。産地の偽装も流行った。不二家にはじまって、白い恋人、赤福、ミートホープ、吉兆と食品の偽装事件ばかり発生したような印象がある。しかし、それらの偽装によっていったいどんな実害があったのだろうか。「まずい!」と言って被害を訴えた人もなく、高級料亭である吉兆は見事に客の舌を欺いたのである。実害がなかったのになぜあんなに大騒ぎしないといけなかったのだろうか。賞味期限なんて食品の問題の中では実はとるに足りないことであり、それを話題にすることでその背後にある本質的な何かを隠したのではないか。オレはそんなことも憶測してしまうのだ。そして今回の事件である。食品業界が隠し通したい闇とは実はこうした大量の危険な食品の流通であり、それがほとんどチェックされていない現状であり、その話題を一番恐れていたからこそ、今回の事件も発生から一ヶ月の間、ずっと隠し通されていたのではないのか。実は以前に生協から我が家に電話があったらしい。とある冷凍食品がまだあるかどうかを訊いてきたのである。もしかしたらこっそりと回収していたのかも知れない。事態が拡大する前にである。

 中国産の商品が店頭から消えればたしかに品不足は発生するかも知れないが、コスト面で太刀打ちできなかったはずの国産品にとっては一つのビジネスチャンスである。多少高くても安全なものを選ぶ・・・という気持ちの客が今は多いだろう。ただ人はすぐに忘れる。2,3ヶ月もすればすぐにみんな冷凍の餃子を買うようになるだろうし、自分だけは安全と思って平気になるだろう。たった2,3ヶ月で中国の農業現場での問題が解決するはずがないし、低コストで調達した輸入品で食品会社がぼろもうけするという構図も変わらない。政府はこの事件を何かに生かそうという意図が全くなく、党利党略しか考えていないわけでいつのも「何もしない」という対応なんだろう。

 今ここで「高くても国産品!」というキャンペーンを行ったところで、その国産品の中に実は中国からの輸入品が偽装されている可能性は高く、結局食品の安全というのは生産者や販売者の良心に頼るしかないというのが現状なのだ。この事件で何かが変わるなんてことはなく、結局何も変わらないのだろう。高コストでもうからない国産品なんて大手企業や売りたくないのだろうし、食料を中国からの輸入に頼る構造はこれからも続く。かの国が抱えてる問題は農薬だけではない。中国の国家的プロジェクトである南水北調によって、大量の重金属などに汚染された水が水道水や農業用水としてこれから使われるのだ。実に恐ろしいことである。農薬どころの問題じゃないぜ。

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02月01日(金)
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