ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪大会男子準々決勝 興國−賢明 大阪桐蔭−履正社 女子決勝 追手門−学芸
この日は高校総体大阪大会準々決勝。堺で開催されるラウンド16や準々決勝は極めて観戦が困難である。今年出来たスタンド付きの新ピッチS15、S16は観客の多いこの試合をこなすために作られたかと思っていたが使われず、メイン側とバック側が空いていて観戦エリアが広いS8、S11ですら使われない。つまりメイン側は控え部員の応援で埋まり、ゴール裏観戦しかないS6、S7開催という最悪の環境。ゴール裏も二重三重のhト書きが出来るから早目に言って1列目を確保しなければならない。もうそろそろラウンド16とかは堺開催を断念して大阪府下のスタジアム開催でいいと思うし、高体連サッカー専門部も会場整備に動くか、せめて堺のいい会場を抑えてほしいのだが。

さてこの日は第1試合はS7ゴール裏30分以上前到着で1列目を確保。大阪府1部リーグ2位の興國対9位の賢明学院のカードである。リーグ戦では5−2で興國が勝っている。層の厚い大阪ではプリンスはもちろん大阪府1部リーグでも全国上位を十分狙える。昨熱の全国ベスト4の関東一と昨冬の全国準優勝の国学院久我山はともに東京都1部リーグだった。賢明は近年急速に力をつけ、ブレイク寸前の雰囲気が漂う。準々決勝は決勝リーグ進出校を決めるゲームであり、勝つと負けるでは大違いである。また勝てば近畿大会出場も決まる。

高校総体大阪大会準々決勝
興國高校−賢明学院高校
5月22日 9時30分 堺S7 晴 人工芝



興國           賢明
−十番−−九番−−十一− −−−−−九番−−−−−
−−七番−−−−十六−− −十番−−八番−−十一−
−−−−−三番−−−−− −−−七番−−六番−−−
二番−八番−−四番−五番 五番−四番−−三番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

立ち上がり、賢明はポジションチェンジが多い。4−2−3−1の形は守っているが、前線が流動的で、興国の守備を混乱にかかっているように見える。一方で守備はコンパクトで秩序だっている。戦術的に緻密な悦勝先生らしいサッカーである。対する興國は前線が詰まり気味で、10番が賢明2番に封じられドリブルがことごとく奪われ、11番も不発でサイドが機能しない。しかし2列目の7番が快速ドリブルを仕掛け、変化をつける。8番は左足でロングフィードを見せる。立ち上がり、賢明は8番の右足左CKに対し興国はゾーンで守り破れない。10分、興國は9番の左CK、届かず。16分、興國DF8番のミスを賢明FW9番カット、11番にパスもシュートブロック。決定機。20分、賢明11番の左クロスを6番狙うが興國8番カット。21分、興國16番、右ミドルは弱い。25分、興國10番カットイン、5番シュートのこぼれを11ばん(たぶん)決める。1−0。ゴール裏観戦で逆サイドのゴールだからはっきりわからず。31分、賢明、右CK8番の右足、興国のゾーン破りのお約束としてショートで繋ぎヒールで落とし4番シュートはブロック。34分、賢明10番中央突破からループは上に外れる。決定機。結局前半は1−0。

前半シュート数3(2)対2(1)、CK数3対2、GK数2対1、オフサイドなし、クロス数1対1、ファウル数0対2。FKなし。互角だったが、興國のパス回しに賢明が後半もついて行けるか?


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05月22日(日)
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