ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体奈良大会準々決勝 香芝−法隆寺国際 郡山−橿原
ここのところ奈良準々決勝は総体も選手権も山奥のホテルの付帯施設のポスコヴィラ開催だったが、今年は公営の競技場なので公共交通で行ける。南海で橋本に出て10分ほどで最寄りの駅でそこから20分強歩いて公園入口。そこから野球場の裏なので時間がかかったが、人工芝と古いトラックの陸上競技場が会場だ。とは言え、和歌山県境のこの会場で準々決勝を開催せざるを得ないところに奈良県のサッカー環境の貧しさを痛感せずにはいられない。
香芝はここのところ常に全国大会に絡む強豪。法隆寺国際もプリンスリーグ経験があるし、やはり例年一定の力がある、

高校総体奈良大会準々決勝
香芝−法隆寺国際
5月21日 9時30分 五條市上野公園多目的グラウンド 晴 人工芝

香芝           法隆寺国際
−−−十番−−十一−−− −−−−九番−−−−−−
−−−−−八番−−−−− −−−−−−十番−−−−
−九番−−七番−−十六− 十一−八番−−七番−二二
六番−三番−−四番−十三 五番−十八−−二番−四番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

香芝はすぐにCBが強力なことが分かる。法隆寺国際は強靭なCF9番にどんどん当ててくるが、2CBの3番4番がきっちり封じ、パワーでもそう引けを取らない。7番はキープ力抜群で捌くパスも正確で、運べるボランチ。8番は加速するドリブルから決定的なパスを狙う。9番は鋭いターンからタテ突破を見せる。しかし法隆寺国際の対策を立て22番がタテを切る。すると中にカットインを見せるが、罠にはまった感じで効率的にプレー出来なくなった。11番は非常に足が速い。10番がタメを作る。対する法隆寺国際はGK、5番、8番がレフティー。8番は能力が高く、香芝のキーマン、8番を抑える守備力と正確なキックがあり、セットプレーも任される。両サイドはタフに走り回り、10番が変化をつける。しかし何というか、最後が9番と分かっているので、香芝にすれば守りやすい印象。さて1分、香芝16番が右に回りながらグラウンダーミドルは右ポストを叩く。決定機。試合の入り方、試合運びは香芝のほうがずっといい。12分、香芝右CK、7番の右足に4番ニアで逸らし、決まって1−0。16分、香芝8番カットインシュート、いい形。法隆寺国際は7番が攻撃的な選手だが守備力が足りず、8番を自由にしてしまっている。18分、香芝、右クロスに中で潰れ、ファーで9番流し込むがオフサイド。23分、法隆寺国際、8番が右CKを左足で正確なボール入れるがクリア。26分、法隆寺国際、左CK、8番のキックが中にこぼれ9番シュート、決まって1−1。法隆寺国際が11番もマークを外す動きを見せており、CKの際の香芝のゾーンがいまだ未完成であることを示した。高校レベルならゾーンが完成すれば破るのは至難だが。35分香芝左CK、こぼれをカウンター、法隆寺国際9番シュートも正面。決定機。前半は1−1で終了。

前半シュート数5(2)対2(2)、CK数4対2、GK数1対3、オフサイド1対0、クロス数4対0、ファウル数4対5、FK数1対1。力量に優る香芝に対し、法隆寺国際が上手く粘っている。


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05月21日(土)
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